山口晃
水戸芸術館にて『山口晃』展を、、、個人的に、江戸時代と現代がミックスした鳥瞰図を期待して水戸に行ってみたものの、その期待は、見事に裏切られました。
水戸芸術館のHPによる、本展覧会の概要は以下の通り
山口は、1969年に東京都で生まれ、群馬県桐生市で育ちました。東京藝術大学へ入学し、1994年同大学美術学部絵画科油画専攻を卒業、1996年同大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程を修了しています。
馬を模ったバイクに武士を乗せたり、超高層ビルと古い日本家屋を組み合わせたりするなど、彼の作品は自由でユーモラスな発想で描かれていますが、たんなるお笑いや底の浅い思いつきで終わることなく、美術や歴史に対する批判精神にあふれており、その造詣の深さから、2013年には『ヘンな日本美術史』で第12回小林秀雄賞を受賞しています。
書籍の装丁や広告、パブリックアートも数多く手掛け、2012年には平等院にある養林庵書院に襖絵が奉納されました。また2001年に岡本太郎記念現代芸術大賞優秀賞を受賞しました。
今回の個展「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」も、この変わったタイトル自体が彼の人生観、芸術観を表した諧謔味にあふれたものとなっています。いろいろなプロポーションのギャラリーが縦に連なるという当館の特性を生かし、順路に沿って歩いて行くと一部屋ごとに作品世界が展開してゆくように展示が構成されます。作家の思考過程を覗くようなつもりで会場を散策しながら、現代と過去、現実と非日常が混然となった山口ワールドをご体験ください。
山口さん、(大阪弁でいうところの)ここまでアホなんだとは思いませんでした。知的好奇心は満たされましたが、「芸術」と声高らかに謳えるものではないような、、、
まあ、ここまでつき抜けられると、返す言葉もない、という感じです、
企画力 :★★☆☆☆
展示方法 :★★★★☆
作品充実度:★★☆☆
満足度 :★★☆☆☆