日本の新進作家展vol.8「出発-6人のアーティストによる旅」

caltec2010-02-05



恵比寿にある東京都写真美術館にて日本の新進作家展vol.8「出発-6人のアーティストによる旅」展を見る。


本美術館恒例の「日本の新進作家展」の8回目は「旅」がテーマ。昨年の東京都写真美術館の企画展「旅」(第1部、第2部、第3部)の流れの延長線上にあるような、そんな位置付けだ。


東京都写真美術館のホームページにある展覧会概要は以下のとおり。

東京都写真美術館は写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘し、新しい創造活動の展開の場となるよう、様々な事業を展開しています。その中核となるのが、日本の新進作家に焦点をあてた展覧会です。


今回はこれからの活躍が期待される写真家、映像作家の作品を通し、6人の作家の「旅」を提示します。彼らのとらえた風景は、日本国内から海外、都市や僻地、あるいは現実ではない架空の風景もあり、その表現は千差万別です。しかし彼らの作品から、私たちが日常生活している場とは異質な空間が、世界には存在することを、あらためて認識できるはずです。「旅」の写真を通し、新たな知覚の旅へと出発していただけることでしょう。


本展覧会に出展された6名のアーティスト(石川直樹、百々武、内藤さゆり、尾仲浩二さわひらき、百瀬俊哉)の個性溢れる、それぞれの「旅」。どんな視点で風景を捉えるのか、「旅」することに何を求めているのか、等いろいろなことを見ながら考えてしまった。


個人的には、出展されている作品そのものにインスパイアーされたか?というと、答えは「No」だが、各アーティストが本展覧会の出展にあたって書いた言葉、それに考えさせられるものがあった。「旅」、「写真」、「記憶」、「認識」、「自己発見」、「再構築」、「社会との関わり」、「価値観」など、色々なキーワードが頭の中をグルグルと回っている。


企画力  :★★★☆☆
展示方法 :★★★☆☆
作品充実度:★★★☆☆
満足度  :★★☆☆☆



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