ガス人間第1号
日比谷にあるシアタークリエにて「ガス人間第1号」を観劇。
後藤ひろひと演出ということで、少しおチャラケたものかと思ったら、終始シリアスというか、ガス人間第1号の世界観で統一された作品だった。これには、1960年代に製作された東宝のSF映画の舞台化を行った、後藤の作品へのオマージュという意味合いも大きいと思う。
1960年代、70年代の雰囲気は良く出ていたと思う。
観劇後に印象に残ったのは、主演:高橋一生、ヒロイン」中村中ではなく、ストーリーテラーとしての役割の伊原剛志&中山エミリの方が主役に思えてしまったのは、登場回数の多さか、はたまた演技力によるものなのか、という疑問と、最後のエンディングの妙な恐ろしさ。エンディングが恐ろしいのは、水野久美の演技によるところも大きいのだと思う(きっと、観劇した人の半分くらいは水野久美が一番印象に残った、と思っているに違いない)。
<出演者>
ガス人間:高橋一生
藤田千代:中村 中
中山エミリ
三谷 昇
山里亮太(南海キャンディーズ)
後藤ひろひと
渡邉紘平
水野 透(リットン調査団)
悠木千帆
水野久美
伊原剛志
音 楽 : ★★★☆☆
脚 本 : ★★★★☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★★☆
舞台/衣装: ★★★☆☆
満足度 : ★★★☆☆