ガス人間第1号

caltec2009-10-15



日比谷にあるシアタークリエにて「ガス人間第1号」を観劇。


後藤ひろひと演出ということで、少しおチャラケたものかと思ったら、終始シリアスというか、ガス人間第1号の世界観で統一された作品だった。これには、1960年代に製作された東宝のSF映画の舞台化を行った、後藤の作品へのオマージュという意味合いも大きいと思う。


1960年代、70年代の雰囲気は良く出ていたと思う。


観劇後に印象に残ったのは、主演:高橋一生、ヒロイン」中村中ではなく、ストーリーテラーとしての役割の伊原剛志中山エミリの方が主役に思えてしまったのは、登場回数の多さか、はたまた演技力によるものなのか、という疑問と、最後のエンディングの妙な恐ろしさ。エンディングが恐ろしいのは、水野久美の演技によるところも大きいのだと思う(きっと、観劇した人の半分くらいは水野久美が一番印象に残った、と思っているに違いない)。


<出演者>
  ガス人間:高橋一生
  藤田千代:中村 中
  中山エミリ
  三谷 昇
  山里亮太南海キャンディーズ
  後藤ひろひと
  渡邉紘平
  水野 透(リットン調査団
  悠木千帆
  水野久美
  伊原剛志



音 楽 : ★★★☆☆
脚 本 : ★★★★☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★★☆
舞台/衣装: ★★★☆☆
満足度 : ★★★☆☆



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