コーラスライン

caltec2009-08-30



Bunkamuraオーチャードホールにてコーラスライン(来日公演)を観劇。


RENT、レミゼラブル、アイーダ、そしてコーラスライン。caltecが好きなミュージカル作品ですが、英語で上映されるコーラスラインを見るのが初めてだったので、期待しての観劇。


果たして結果は、、というと、良かった!


オーチャードホールという大箱がこのミュージカルに相応しい箱だったかどうかは「?」だが、来日キャストが演じることで、バックステージものとしてのコーラスラインの臨場感が出たというか、リアルに近い印象をだいぶ受けた。


メインキャストではなく、アンサンブルのオーディションに集まったそれぞれの舞台に懸ける想い、いつ舞台に上がり続けるためにオーディションを受け続けることを辞めるかという葛藤、ダンスとの出会い、性の目覚め、マイノリティーであることの自覚、そして一度スターになった後にまた舞台に立ちたくてアンサンブルとしてオーディションを受けることの決意、など、コーラスラインに立つことを目指す舞台人の様々な感情や生い立ちが交錯するこの舞台。劇団四季の日本人キャストが演じると、どうしても「演じています」感が強いのだが、来日キャストでは、人種等がリアルなわけで、より作品のもつ強さというものがダイレクトに伝わってきた印象を受けた。


あとは、スタイルがいいので、最後の金色の衣装を着てのダンスがゴージャスだし、(四季の舞台にはない)張り詰めたような緊張感があったのも良かった。ただ、残念なのは、オーチャードホールという大箱だったことだけなのだが。。。


東京公演最終日の最終公演ということで会場は満員だったが、アッサリと終わってしまうのは、来日公演ならではか。今回もなのだが、個々のパーツでは満足しながらも、観劇後の満足感は四季版の方が高いのは何故なのだろう?



音 楽 : ★★★☆☆
脚 本 : ★★★★☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★☆☆
舞台/衣装: ★★☆☆☆
満足度 : ★★★☆☆



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