大和悠河、退団発表

caltec2009-01-20



今日のニュースは、宝塚宙組トップスター、大和悠河の退団発表。昨年10月の星組トップスターの安蘭の発表があってから3ヶ月後に、今度は宙組トップスターの退団発表。先日発表になった雪組娘役トップ白羽ゆりの退団もあわせると、来年は3組のトップ(娘役含む)が変わることになる。いや、娘役トップ不在の月組のことを考えると、4組の可能性もあるのか。。。。


12月にBSで大和の大劇場お披露目舞台を見たばかりだったが、若いだけにもっと長くトップを勤めると思っていたので、今回の退団発表は意外だった。

宙組大和悠河が退団会見「卒業まで男役、満喫」


宝塚歌劇団を7月5日付で退団することが決まった宙組のトップスター、大和悠河が20日、大阪市北区のホテル阪急インターナショナルで会見。「卒業するその日まで、宝塚の男役を満喫したい」と述べた。


最後の公演は「薔薇に降る雨」「Amourそれはノ」で、宝塚大劇場は4月17日−5月18日、東京宝塚劇場は6月5日−7月5日。その千秋楽が退団の日となる。


大和は白のフリルのブラウスにオフホワイトのスーツ姿でさわやかに会見場にあらわれた。


退団を決心したのは昨年7月の「雨に唄えば」の公演中で、その時点で歌劇団に申し入れていたという。


「組子(宙組の仲間)たちとみんなで作りあげた、と実感できた楽しい公演で、充実感がありました。それで(1年後に)ゴールを決めて、全力疾走しようと決めたんです」と心境を説明した。


大和は東京都出身で、中学卒業後に宝塚音楽学校へ入り、平成7年入団。阪神大震災の年だった。


「被災したのは私は音楽学校の卒業試験の日でした。卒業できるのか、初舞台が踏めるのか。不安でいっぱいでしたが、大劇場が再開して初舞台のラインダンスを踊れた喜び、お客さまの拍手の感動は忘れられません。その気持ちがあったから、ここまでやってこられたと思います」と振り返った。


抜群のスター性、アイドル性で早くから注目され、月組に配属になって人気者に。


一番、印象深い作品としてあげたのは「ガイズ&ドールズ」(14年)のネイサン役だった。


「本公演で初めて2番手の大役をいただいて、もがいていましたが、自分が成長できるステップになったと思います」。


15年2月に宙組に組み替えになり、星組にも特別出演するなどして経験をつみ、19年3月に、貴城けいののあとを受けてトップに就任。相手役の娘役トップ、陽月華とコンビを組んだ。


退団することを、陽月には数日前、宙組生には発表当日に伝えたという。


「みんなびっくりして、1メートルほどひいた感じでしたが、最後まで頑張ろうと言ってくれました」


今後のスケジュールは、2月1−23日=名古屋・中日劇場公演「外伝 ベルサイユのばらアンドレ編−」「ダンシング・フォー・ユー」のあとが、退団公演となる。


「ベルばらはあこがれの作品。初めてできるのがうれしくて。どの役もやってみたいですが、男らしく、深い愛情でオスカルを見守るアンドレを、どっぷりとベルばらの世界に浸って命を吹き込みたい」


サヨナラ公演については、「自分の可能性を信じて挑戦しながら、今の宙組にしかできない作品を作り上げたいと思っています」と抱負を述べた。


最後にファンに対して「私は下級生のころから前を向くしかない状況で、ひたすら前だけを見て進んできました。それができたのもファンの皆様の支えがあったからです。最後まで宝塚の男役を全力で演じて、一番いいときに去っていきたいと思います。ありがとうございました」とうっすら涙ぐんだように見えた。


(SANSPO.com 2009.1.20 12:19)



人気ブログランキングへ