宝塚歌劇団 月組公演

caltec2008-12-23



昨日に続き、NHKBSにて宝塚歌劇団を観る。本日は瀬名じゅん率いる月組。演目はショー「MAHOROBA」とミュージカル「マジシャンの憂鬱」。


実はこの放映を見るまで、月組は、瀬名・霧矢・大空の同期3名が同じくらいの割合で絡んだ芝居をするのかな?と思っていたのだが、今回の放映を見ると、トップコンビ(瀬名・彩乃)をメインに据え、そこに霧矢・大空そして娘2の城咲がスパイスとして芝居やショーに彩りを加えていく、という、ある種宝塚の王道の構成の組だったのか、という認識を持った。


個人的にショー(MAHOROBA)は、日本神話をベースに様々な神々が東洋風の衣装をまとって幻想的に踊る構成で、とても面白かった。2幕で主だった生徒が演じる神々を自己紹介させ、次の場面から、各人の特徴を活かしながら舞台を作っていくため、それぞれに見せ場があり、なかなかいい演出だと思う。


逆に後半のミュージカルの方は、、、正直言うとストーリーや歌はあまり面白いとは感じず(ま、宝塚の芝居についてはあまり面白いと思うものは少ないですが。。。)。ちょっと小粋でオシャレで、ハッタリも効いて、でも男気や人情味もあって、、、というヒーロー像を描くことで、瀬名の魅力全開という印象をただただ受けた舞台だった。


各人それぞれの個性が確立しているので、その素材をどう調理していくか、月組プロデューサーの腕の見せ所だと思うが、全体としてもうひとつ突き抜けた感が欲しいな、と感じた公演だった。



音 楽 : ★★☆☆☆
脚 本 : ★★☆☆☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★☆☆
舞台/衣装: ★★★☆☆
満足度 : ★★☆☆☆



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