宝塚歌劇団 宙組公演

caltec2008-12-22



NHKBSで宝塚歌劇団宙組公演を上演していたので、たまたま観てしまいました。演目は「「バレンシアの熱い花」と「宙 FANTASISTA!」(2007年の上演作品)。


大和悠河率いる新生宙組。華はあるが歌唱力に不安のある大和のサポートとして、安定感があり実力に穴のない蘭寿とむ、と歌唱力抜群の北翔海莉を配することで、トップ陣の安定感が増した気がする。歌唱力に難があると思っていた大和だが、低音部分は音程が「?」な部分はあるものの、中〜高音は以前ほど音を外すことなく、かつ堂々と朗々と歌いきるので、そのうち「これはこれでありか?」と思ってきてしまうから不思議だ。声質は悪くないので、まあ聞けてしまう、ということか。。。 相手役の陽月華はスッキリとした美しさで、大和+陽月のトップコンビは現代的な宙組の雰囲気にピッタリというのは万人が認めるところだと思う。


今回の公演は、ショーがとにかく面白かった。宇宙の誕生から色々な星をめぐって行くのだが、そのキラキラ感だとか、元気の良さだとか、無駄なくらいの弾けぶり・突き抜けぶりが、観ているこちらまで元気を貰えるようで、とても面白かったのだ。やっぱり若いなあ、、元気だなあ、、とまあ、感心することしきり。


あとは、高身長の生徒を集めた男役の、見た目のゴージャスさと、そしてコーラスの完成度の高さ。あれだけキレイなコーラスをバックに高身長の男役がビシッとダンスを決めたら、そりゃすごい舞台に、という感じだが、肝心のトップの歌声が、アチャーですが。。。 ま、それを許せてしまえるのも、大和の人柄のなせる業か?


芝居の方はちょっと重い内容。それぞれに与えれた役割を演じていて、全体的にまとまっていた印象を持った。



音 楽 : ★★☆☆☆
脚 本 : ★★★☆☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★☆☆
舞台/衣装: ★★★★☆
満足度 : ★★★☆☆



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