「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展

caltec2008-01-14



森美術館にて「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展を見る。最終日ということで人、人、人。森美術館いつものことながら、場所がら2人連れ多し。。。


さて、展覧会の感想だが、「?」が一杯の展覧会という印象を受けた。


森美術館のHPによると、展覧会概要は以下の通り

今、見たい日本のアーティスト36組


多様な日本のアーティストを紹介する「六本木クロッシング」は、現在進行形の美術の動向に注目する森美術館ならではのシリーズ展として2004年にスタートしました。第2回目となる本展では、特に「交差(クロッシング)」の意味に注目し、4人のキュレーターによる活発な議論を通して、枠に収まりきらないエネルギーと影響力をもつ、今見せるべきアーティスト36組を厳選しました。


作家それぞれの表現形態は絵画、彫刻、写真、デザイン、映像、演劇、マンガ、ゲーム、人形、ペンキ絵などさまざまです。近年めざましい活躍を見せる若手作家と共に、60年代、70年代の日本のアートシーンを牽引し、今なお精力的に活動する作家たちも紹介します。作品の意外な組み合わせの中に、不思議な共通点や影響を発見したり、予想外の楽しさや新鮮なエネルギーを見出すことができるでしょう。


というわけで、4人のキュレーターのアンテナに引っかかったアーティストの作品が展示されていたわけだが、彼らが選んだ理由を理解するには、アートの文脈をある程度は理解していないといけないわけで、それを展示内容を見ただけで察するのはいささか難しいのでは? というのが、「?」が一杯の展覧会と称した理由。


入り口で無料で貸し出される音声ガイドがあると、展示されている作品の意義も理解できるのだが、展示内容を見ただけではなかなかそこまではなあ。。。


(常々思っている)アートは、作家の主張や思想を表現する一つの手段だよなあ、という思いを新たにした展覧会だった。


企画力  :★★★☆☆
展示方法 :★★☆☆☆
作品充実度:★★☆☆☆
満足度  :★☆☆☆☆