宝塚星組:プラハの春

caltec2004-12-16



ネタに困った時は演劇の話を。。。というわけではないが、NHKBSで4日連続で宝塚特集をやっていた(ビデオに録画していた)。今日はその中から星組公演「プラハの春」「ラッキースター」を。この公演は香寿たつき渚あきのトップお披露目公演でもあり、また僕が初めてみた宝塚の舞台でもある。


あの独特の世界観と舞台メイク、そしてトップスター(実が伴わない人も多いように見受けられる)の存在自体にあまり良い印象を持っていなかったのだが、この星組公演は、トップが芝居をきちんとできる人である点と、小説『プラハの春』がどう舞台化されたのか見たいがために、わざわざ東京宝塚劇場まで足を運んだ公演である。


プラハの春」の印象は、宝塚らしくない、というか、とても地味だった。が、トップスターの香寿をはじめ芝居巧者の多い星組男役に支えられてか、とても充実した内容の舞台だったと思う。宝塚初観劇の僕にとっては、この出来で良かった気がする。(だって、王子様お姫様の芝居をされても、ヒクだけだったろうから。。。)


満足度が高かった「プラハの春」だが、敢えて難を言うと内容に不釣合いな前衛的なゴルチエの衣装と(カツゼツが悪い)彩輝直。。か(元星組組子の彩輝だが、タータン色に染まったこの演目では完全に浮いてしまっていた。取り合わせというか組み合わせが悪かっただけとは思うが)。。。後半のレビュー「ラッキースター」では彩輝は、文字通り輝いていて、面目躍進だったけれどね。


しかし、トップの香寿をはじめ、二番手の安蘭けい、夢輝のあ、朝澄けい真飛聖など星組の男役は充実してるなあ、と思わせる舞台だった。


★テレビを見てびっくり★
劇場ではそれほど派手だと感じなかった、宝塚独特のあのメイクだが、テレビで見ると、やっぱりキツイね。あのメイクは舞台用のものでテレビでアップでみるものではない。。とつくづく思った。