下谷万年町物語
渋谷シアターコクーンにて同劇場のリニューアル公演である「下谷万年町物語」を観劇。
1981年、西武劇場。作・唐十郎&演出・蜷川幸雄のゴールデンコンビで上演したこの作品は、膨大な出演者数(なんと、男娼役だけで100人超え!)、本水を使った大きな池や舞台を覆う長屋のセットで時の事件となり、その再演は実現不可能として語り継がれていました。そして2012年、またとないキャストを得て、蜷川幸雄が自らの伝説の踏破に挑みます。Bunkamuraシアターコクーンにとっても、再オープンを飾る記念すべき公演となります。 作者、唐十郎が幼年期の魔の時をすごした<下谷万年町>を舞台に描いた幻想的な超大作戯曲。時をさかのぼりながら語られるレヴュー小屋での悲恋、そして社会の底辺で力強く生きる人間たちのたくましさ。むせ返るようなノスタルジアと、敗戦直後の日本の破天荒な活力が渦巻き、観客に途方もない夢を魅せる奇跡の舞台、ご期待ください!!
<主な出演者>
宮沢りえ
藤原竜也
西島隆弘
六平直政
金守珍
大門伍朗
原康義
井手らっきょ
柳憂怜
大富士
沢竜二
石井愃一
唐十郎
音 楽 : ★★☆☆☆
脚 本 : ★★☆☆☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★★☆
舞台/衣装:★★☆☆☆
満足度 : ★★★☆☆