グランプリシリーズ:NHK杯

caltec2011-11-13



男子シングルに関しては、今季の今までのグランプリシリーズの試合様子を見る限りでは、小塚・高橋の順だろうなあ、と予想していましたが、いざ試合になってみると、高橋選手の圧勝でした。スケートカナダからの2週間でここまで調子を上げてくるとは、、、大輔、なかなかやるなあ、おぬし。


今年のNHK杯は、男子シングル、女子シングルとも、1位・2位を日本人選手が占めるという、なんともうれしい大会となった。

フィギュア:高橋大輔が2年連続優勝、小塚崇彦は2位


フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は最終日の13日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)1位の高橋大輔(関大大学院)が、冒頭の4回転ジャンプで転倒したものの169.32点とリードを守り、合計259.75点で2年連続4回目の優勝を果たした。高橋は、女子の浅田真央中京大)に並ぶ日本選手最多のGPシリーズ7勝目で、上位6人で争われるGPファイナル(12月・カナダ)出場も決めた。


SP2位の小塚崇彦トヨタ自動車)はフリー155.25点、合計235.02点で2位、SP5位の町田樹(関大)はフリー123.19点、合計195.45点で7位だった。試合後、各種目の上位者によるエキシビションも行われた。


毎日新聞 2011年11月13日 15時00分(最終更新 11月13日 19時33分)

フィギュアスケート:日本のエースだ高橋大輔 転倒しても圧勝GP7勝目 


フィギュアスケートGPシリーズ第4戦 NHK杯最終日(2011年11月13日 札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ


エースはやはりこの男だ。男子フリーで高橋大輔(25=関大大学院)が1位の169・32点をマークし、合計259・75点で2年連続4度目の優勝。合計点は今季世界最高得点で、日本勢最多のGP7勝目を挙げた。冒頭の4回転フリップでは転倒したものの、2位の小塚崇彦(22=トヨタ自動車)に24・73点差の圧勝。日本男子初の優勝を狙うGPファイナル(12月8日開幕、カナダ・ケベック)への進出も決定した。


役者が違う。今季最高の合計259・75点で、昨季の世界選手権銀メダリスト・小塚に24・73点差の圧勝。日本のエースは誰か。GPシリーズ7勝目を挙げた高橋が、ファンにもジャッジにも明確な答えを示した。「パーフェクトではなかったけど、ステップアップしてるのが分かる優勝だった」と充実の笑みを浮かべた。


演技冒頭、成功すれば世界初の4回転フリップに挑戦。転倒した上に回転不足だったが、大きな収穫を手にした。演技直前の6分間練習で初めてきれいに着氷。「1回決められたことでイメージは良くなる」。今回は新境地となるブルース調の曲を採用したが「まだつかめていない。爽やかすぎたかなあ」。苦笑いとは対照的に、表現力評価の5項目の演技点は圧巻。音楽の解釈など、3項目で驚異の9点台をマークした。


08年10月に右膝前十字じん帯を断裂した際、手術で患部に埋め込んでいたボルトを今年5月に除去。リハビリで始動が遅れ、スケート靴も替えた。「ジャンプのタイミングを一からつくり直した」と長光コーチ。今季初戦のスケートカナダは4回転が不発だったが、今大会で大技に手応えをつかんだ。右膝故障前には、フリーで2度の4回転を決めたこともある。同コーチは「このままいけば昔より進化するんじゃないか」と期待を込めた。


10年世界選手権を制した王者は昨季の同選手権で5位に沈んだ後、14年ソチ五輪を目指すことを表明。今大会で復権をアピールし、日本男子がまだ誰も優勝していないファイナルへの進出も決めた。「後半はスピードが落ちたし、まだまだ練習不足。このままではファイナルは勝てないと思う」。満足感とは無縁のエースが、頂点への道を突っ走る。


スポニチ 2011年11月14日)




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