麗江観光1日目

caltec2011-08-31



今日から麗江観光の日。期待に胸躍らせて訪れた麗江はというと、、、ハードウェア(外観)としては、昔ながらの街並みを残してはいるものの、ソフトウェア(建物の中身)としては、完全に土産物屋・貴金属店・(雲南省の)民芸品店・お茶・レストランとなっており、麗江古城全体が「巨大なショッピング街」となっているといった印象。ここまで徹底して商業主義に走るのも、それはそれで中国らしいというか。。。 昔ながらの街並みを散策、、という期待を抱いてくると、予想を裏切られます。


【 本日の行程 】

ホテル(成都)→成都(空港)→麗江(空港)→→ ホテル(麗江) →麗江古城(以下、古城内散策) →→ 四方街 →→ 獅子山公園 →→ 木府 →→ 三眼井 →→ ホテル(麗江)→→ 麗水金沙 →麗江古城→ ホテル(麗江


フライト

<フライト情報>
中国国際航空 JD5135 (A319)
  成都   10:30      
  麗江   11:50


空港から麗江
時間通りに到着した麗江空港。空港の建物が、青い瓦屋根に赤く塗られた梁、そして白い壁と、赤・青・白の3色を貴重とした新しいもの。麗江の主要民族であるナシ族(納西族)の伝統的な色柄なのだろうか、ちょっと民族的なものが入った空港であるように思う。
ゆったりとして落ち着いた空港を出ると、そこに待っていたのはガイドのナシ族の和さん。「体調が悪いので、午後は別のものが担当します」とのこと。成都で今まで担当してくれていた、ベテランガイドの曽さん(日本語使用暦24年)の日本語が完璧だっただけに、ちょっとタドタドシイ日本語にビックリするものの、今、麗江を訪れる日本人が少ないこと(一ヶ月に2〜3回程度)、日本で3年仕事をしたときに日本語を覚えたこと、などを聞くと、需要と供給のバランスを考えると、まあ、いた仕方が無いのかな、という気もしてくる。


麗江古城散策
ずっと楽しみにしていた麗江古城だが、実際に歩いて20分程で、自分の抱いていた幻想に打ち砕かれることになる。「古城」と銘打っているからには古くからの街並みが残り、ちょっと鄙びた感じの散策にぴったりの場所だろう、と勝手に想像していたのだが、街中は、まるでアミューズメントパークにでも迷い込んでしまったかのような人混みと、そして、古城の建物の一つ一つの中身がとても今っぽい店舗となっており、一大ショッピングストリートとなっていた。想像とのあまりのギャップにしばし呆然。。。 しかし、まあ、古い街並みの雰囲気を楽しみながら、雲南省の民族グッズや骨董品でも変えればいいや、と気分を切り替えたのだが、麗江九寨溝と同じく、中国全土から観光客が訪れる場所。物価も観光地値段で、骨董品等もかなり高いものになっている。そして、もともと他より高い物価である上で、中国人でない外国人への提示金額はやはり高くて、(他の街で同じものを見て価格を知っているものとしては、)半額以下で買っても安いくらい。


まあ、いろいろ書いたのは期待が高すぎたこと故のショックの度合いの大きさのためだが、昔ながらの街並みを味わうには、とても良いものだと思う。迷路のように狭く、曲がりくねっている麗江古城の街並みだが、不思議と四方街に行き当たってしまうのが不思議なところだ。


麗江の街中を流れる水路の水は冷たく綺麗なこと、そして、三眼井(ひとつの井戸を3つに分け、上流からそれぞれ飲み水用、食料品を洗うところ、洗濯用と分けて使用している)が見られたこと、など、昔の麗江の雰囲気に浸りながら、のんびりとショッピングを楽しみむには良い街かもしれない。古城内の昔ながらの家を改築したホテルを見せてもらったが、なかなかに雰囲気の良いところだった。こうしたホテルに泊まりながら、のんびりと散策するのが、麗江の楽しみ方のひとつかと思う。


麗水金沙(民族ショー) 360元
日本で申し込んだツアーの日程には組み込まれていなかったが、現地ガイドの和さんに勧められて見ることにしたのが麗水金沙の民族ショー。雲南省に暮らす少数民族の歌や踊り、そして生活習慣を、1時間半の間、観客を飽きさせることなく展開していく。昨日成都で見た芙蓉国粋劇場(川劇)のショーと比べると、構成も、服装も、出演者も、洗練されたもので、欧米人が見ても楽しめるショー構成となっている。このショーの中で、通い婚や心中を行う少数民族の風習も紹介されており、なかなかに面白い構成だなと感じた。ショーの中で演じられた民族は(分かる範囲で)納西族、白族、泰族、モソ人、などであった。


夜の麗江古城
麗水金沙のショーが終わり、再び麗江古城へと向かう。明日の夜は成都なので、今日が夜の麗江古城を見る最後なのと、お昼に散策したときに「夜にまた来る」と購入の是非を検討していたお店があったので、そこへ行くことが大きな目的だ。昼にもアミューズメントパークみたいだと感じた麗江古城だが、夜は一層その思いを大きくした。昼に目立っていた商店だけではなく、夜はバーや食堂が良く目立つ。特にバーは、建物の淵を電飾で彩り、大音量の音楽を鳴らすクラブがあったり、生演奏の歌・音楽を聴かせるバーがあったりして、12時過ぎまでやっている(商店は11時で閉店のところが多い)。不夜城麗江の一面だ。



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麗江(中国雲南省