成都

caltec2011-08-30



今日は九寨溝から成都への移動日。そして実質的には成都観光は本日限りの貴重な一日。ただ、予想通り、九寨黄龍空港→成都空港のフライトが遅れ、午後の成都観光はあわただしいものとなった。


【 本日の行程 】

ホテル(九寨溝)→→ 九寨黄龍(空港)→成都(空港)成都パンダ繁育研究基地 →→ 寛窄巷子 →陳麻婆豆腐→ 芙蓉国粋劇場(川劇)→→ ホテル


フライト

<フライト情報>
中国東方航空 MU5864
  成都   11:30 のはずが12:30     
  九寨黄龍 12:20 のはずが13:20


成都パンダ繁育研究基地
実は、密かに楽しみにしていた成都パンダ繁育研究基地。だが、フライトの遅れ等があり、成都パンダ繁育研究基地に到着したのが16:20。入り口に「パンダは暑さに弱い動物です」とあったように、日中暑い今は、パンダが外で遊ぶのは午前中のみ。思いのほか広い園内をカートで移動し、生後6ヶ月までの子パンダ、そして2歳の成人したパンダを見ることができる室内部屋でジャイアントパンダを見る。


来園するまでの(勝手な)予想は、パンダがゴロゴロ、ウジャウジャいる光景を想像していたが、実際に一般に公開されているパンダは子供・大人ともに数匹(4〜5匹)と生後一ヶ月にも満たない保育器の中で育てられているパンダのみで、かなりガッカリした、というのが本音のところ。唯一の救いは、もうひとつのパンダ、レッサーパンダが屋外で見られたこと。中国語表記では「大熊猫」が「ジャイアントパンダ」、「小熊猫」が「レッサーパンダ」だった。「成都パンダ繁育研究基地」を訪れるなら、午前中に来ることをお勧め。ただ、成都郊外にあるので、個人旅行でここを訪れるとすると、結構大変な気がする・・


寛窄巷子
成都の散策スポットとして有名な寛窄巷子。ガイドブックによると、

「伝統家屋が残っていたエリアを2008年に再開発。おしゃれなストリートに大変身させた。バーが多く夜が楽しい」(『地球の歩き方』より)

とある。実際に訪れて感じたのは、上海でいうところの新天地のようなところ。まさにガイドブックにあるように、昔ながらの家屋・街並みを活かしながら、一歩家屋の中に足を踏み入れると、雰囲気の良いバーだっ足り、レストランだったり、女性観光客向けのアクセサリーショップだったりする、散策を行うにはぴったりのエリア。ただ、飛行機の移動でかなり疲れていたため、「こんなところか」という雰囲気を味わうだけの、ちら見で終わった。実を言うと、スターバックスコーヒーの店舗が中であり、(おそらく中国限定であろう)スタバマークを模った月餅セットが売られており、これが一番印象に残った。


陳麻婆豆腐
四川料理の代表的なものは?と聞かれて、まず思い浮かぶのが、麻婆豆腐。その麻婆豆腐発祥の地とされる陳麻婆豆腐店にて夕食を食べる。本場の麻婆豆腐を食べた感想は「辛いというより(大量の山椒で)舌が痺れる」。ガッツリと食べてしまったからか、痺れが10分ほど取れなかった。麻婆豆腐以外の料理に関しては、予想より上品な味付けで、日本人の口にも合う味付けだった。


芙蓉国粋劇場(川劇)
20:40からの後半の回を観劇。煌びやかな衣装を着た女性が中国語→英語で挨拶をするのは、上海で見た雲峰劇院の公演と同じ。欧米の洗練されたショーというよりは、各要素の技をこれでもかと極めていくタイプの演出を行う演目だった。中国舞踊、曲芸、影絵、二胡などの、中国の伝統的な演目が続く。そして最後に本公演のメインの川劇が演じられる。川劇とはアッというまに顔が変わる劇で、何度も何度も顔が一瞬にして変わるのにはとても驚く。最後には劇場の下に降りてきて顔の変化を間近で見せてくれるのだが、間近で見ても、どのようにその顔が変わるのか、その仕組みはわからなかった。役者の顔だけではなく、女性の衣装もあっという間に変わり、この川劇を見るだけでも劇場を訪れる価値があると思う。


以上で成都観光は終了。成都は旅の中継地点という位置づけではあるのだが、成都という街を知った感はなし。オプションで成都一日フリー観光をつけても良かったかな、と今になって後悔しているところ。まあ、成都観光は、次回もし来る機会があったら。。。 ということで。



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