黒い十人の女〜version100 ℃〜

caltec2011-06-10



青山円形劇場にて、NYLON100℃ 36th SESSION 公演『黒い十人の女〜version100 ℃〜』を観劇。映画「黒い十人の女」を観ていない為、この作品のもつスタイリッシュさ、斬新さをよく理解できてはいないのだが、目の前でめまぐるしく展開してくストーリーを追って行くうちに、あっという間に舞台が終わってしまった、という感想を持った。


観劇後改めて作品を振り返ってみると、前半の主人公「風松吉」と彼の妻・愛人10人の女性たちのやりとりが淡々と進む中、一幕終盤からやっと物語が動き出すため、本来なら退屈するのかもしれないが、めまぐるしく変る舞台空間と、時折挟み込まれるダンス、そして色とりどりの衣装と、役者達の確かな演技によって、見るものを飽きさせない作りとなっていた。


とにかく、峯村リエ松永玲子村岡希美らのナイロンのベテランの演技は流石の一言。


個人的には風松吉は、みのすけじゃなくてもいいのでは?と思いつつ、劇団員から考えるとやはり彼なのかなあ、とも思ったり、客演に任せても良いのでは?とも思ったり、、今回はただただ女優陣のパワーに圧倒された公演だった。


<出演者>
  峯村リエ
  松永玲子
  村岡希美
  新谷真弓
  みのすけ
  植木夏十
  安澤千草
  皆戸麻衣
  菊池明明
  廣川三憲
  藤田秀世
  吉増裕士
  眼鏡太郎
  小園茉奈
  木乃江祐希
  白石廿日
  水野小論
  野部青年
  森田甘路
  みのすけ
  中越典子
  小林高鹿
  奥村佳恵
  緒川たまき



音 楽 : ★★★★☆
脚 本 : ★★★☆☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★★☆
舞台/衣装:★★★★☆
満足度 : ★★★★☆



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