ゾロ ザ・ミュージカル

caltec2011-02-22



日比谷にある帝国劇場にて「ゾロ ザ・ミュージカル」を観劇(ここのところ毎週のように観劇ですが、当分このスケジュールは続きます)。


V6の坂本昌行主演ということで、果たして出来は?などと観劇前は色々と不安だったが、観劇後の感想としては、ラテンの世界を楽しめる舞台で面白かった、というところ。


正直言うと、映画やドラマでもお馴染みの「ゾロ」、2時間強という舞台(しかもミュージカル!)にした時点で、そのストーリーは面白みがないことは観劇前から想像できたこと。


今回良かったと感じたのは、ジプシーキングの音楽によって綴られた楽曲と、そして本場スペインから招聘されたフラメンコダンサーの舞踏。ここはスペインのフラメンコショーの舞台?と想うほど、気迫のこもったフラメンコが披露された後に、派手で陽気なジプシーキングの楽曲で全員合唱したりと、なかなか観客を飽きさせない工夫がされていた。


カーテンコール時の招待フラメンコダンサーが一人ひとり踊るフラメンコダンスのパートが2009年のスペイン旅行を思わせ、少し懐かしかったりもした(まあ、これは他人には、どうでもいいことか)。


出演者については、想像通りの出来映えで、可もなく、不可もなく、計算の範囲内というところ。安心して観ていることができるが、「アッ」と驚くような演技や歌、成長したなーと感じるところは少なかったのが正直なところ。主演の坂本昌行は歌って、踊れて、演技できて、とジャニーズの中では舞台向きの人だとは思うが、舞台での経験豊富な他の出演者と比べると、一本調子というか、場面場面での演じ分けがまだ不十分である印象を受けた。が、そこまで彼に望むのは期待しすぎという感じだろうか。。。


  <出演者>
    坂本 昌行:ディエゴ&ゾロ
    大塚ちひろ:ルイサ
    石井 一孝:ラモン
    島田 歌穂:イネス 
    我  善導:ガルシア軍曹 
    上条 恒彦:老ジプシー&アレハンドロ総督 


イネス役とガルシア軍曹はWキャストで、イネス=島田歌穂、ガルシア軍曹=我善導の回を見たが、勝気で姉御肌の妖艶なスペイン女性役のイネスと、コメディ担当のガルシア軍曹役は、もう一方のキャスト、イネス=池田有希子、ガルシア軍曹=芋洗坂係長 の組み合わせの方が「適任」な配役かもしれないな、と観劇後に感じた。



音 楽 : ★★★☆☆
脚 本 : ★★☆☆☆
演 出 : ★★☆☆☆
役 者 : ★★★☆☆
舞台/衣装:★★★☆☆
満足度 : ★★★☆☆



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