ドラマ：ナサケの女 〜国税局査察官〜
（おそらくアラフォーの女性がターゲットであろうと思われる）テレ朝木曜9時枠の今クールは、『ナサケの女 〜国税局査察官〜』。同じターゲット層の日テレ水曜10時枠の『黄金の豚−会計検査庁 特別捜査課−』とほぼ同じコンセプトであるのは偶然かそれとも故意か。。。『黄金の豚』の調査対象が公共機関であるのに対し、『ナサケの女』は通常の企業が相手であるという違いがあるが、掟破りな女性が今までの常識にとらわれずに、不正を暴いていく、というストーリー展開、基本的に一話完結型であるが、物語が進むにつれ、その背後にあるものが見えてくる、というところも似ている。
『黄金の豚』でも書いたが、『ナサケの女』の方がおもしろいと感じるのは、脇をかためる出演陣（塚本高史、勝村政信、鈴木浩介、小市慢太郎など）の違いと、あとは、両者の大きな違い-演出方法−によるものが大きいと思う。
『黄金の豚』は大泉洋をキャスティングしたことからもわかるように、基本コメディ路線を取りながら主人公が不正と立ち向かう姿を描いているが、『ナサケの女』は刑事・サスペンス物に強いテレ朝のドラマらしく、刑事物のテイストで演出されている。この違いが、納得感というか、現実感の違いに繋がるのだろう（『ナサケの女』もリアリティありありというわけでもないが）。
＜主要キャスト＞
松平 松子：米倉涼子
新田進次郎：柳葉敏郎
三木 航介；塚本高史
日野 敏八：勝村政信
五藤 満 ：鈴木浩介
久米 四郎：小市慢太郎
二宮 晶太：夕輝壽太
遠藤 幸男：長谷川朝晴
曽根 六輔：泉谷しげる
犬養 一美：飯島直子
赤川 友也：瀬戸康史
鉄子 ：武田鉄矢
