トリノ・エジプト展

caltec2010-03-21



神戸市立博物館にて「トリノ・エジプト」展を観る。実は上野にある東京都美術館でも開催されていたのだが、東京にいるときに観る時間がなく、関西に来たついでに神戸での鑑賞。


神戸市立博物館がある一帯は、神戸では有名ブランドの路面店が並ぶオシャレスポット(?)であるらしいのもあって、会場は人、ひと、ヒト。東京だと人の多さに辟易してしまうのだが、東京都比べ、大阪だと、鑑賞者が「これええな」「見て。きれいやわ〜」などと、展示品に対して感想を声に出す人が多いこともあり、却って人が多いほうが良かったかな?と感じてしまったから不思議だ。

近代イタリア統一後の最初の首都となり、冬季オリンピックの開催でも知られるイタリア北西部の都市トリノ――。
ここに、カイロ・エジプト博物館、ロンドンの大英博物館、パリのルーヴル美術館、ベルリン・エジプト博物館、ニューヨーク・メトロポリタン美術館などと比肩する世界屈指のエジプト・コレクションがあることをご存じでしょうか。トリノ・エジプト博物館は19世紀、ナポレオンのエジプト遠征に従軍し、フランスのエジプト総領事となった外交官でエジプト学者のベルナルディーノ・ドロヴェッティの収集品を中心に創設されました。


現地トリノでは、米アカデミー賞受賞美術監督ダンテ・フェレッティによる、照明と鏡を駆使した彫像ギャラリーの演出が注目を集めています。そのドラマチックな演出で話題を呼んでいる「彫像ギャラリー」から 「アメン神とツタンカーメン王の像」が初めて館外出品されるほか、大型彫像やミイラ、彩色木棺、死者の書パピルス文書、ステラ(石碑)など、1824年の博物館設立以来、館内ですら動かされたことがない作品を含む、選りすぐりの名品約120点が日本初公開です。日本でも、現地の演出法を取り入れ、2メートル級の大型彫像をドラマチックに演出します。


本展覧会は以下の5つのコーナーによって構成されている。
  第1章:トリノ・エジプト博物館
  第2章:彫像ギャラリー
  第3章:祈りの奇跡
  第4章:死者の旅立ち
  第5章:再生への扉


中でも彫像ギャラリーのコーナーで展示されている多くの石造がとても素晴らしかった。


企画力  :★★☆☆☆
展示方法 :★★★★☆
作品充実度:★★★★☆
満足度  :★★★★☆



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