没後400年 特別展「長谷川等伯」

caltec2010-03-12



上野にある東京国立博物館、平成館にて「没後400年 特別展「長谷川等伯」」を観る。


会場は人、人、人(そして年配の人が多い)。以前同じ平成館にて開催されていた、「創刊記念『國華』120周年・朝日新聞130周年 特別展「対決−巨匠たちの日本美術」」の松林図屏風を観て、期待しての来館だったが、自分が期待していた程の感動は少なく。。。 何より、人が多すぎることもあり、等伯の初期の緻密な作品をジックリと堪能できなかったことが、満足感を得られなかった原因か。。。 もう少し会期が長いといいんだけどな。

水墨画の最高峰 「松林図屏風(しょうりんずびょうぶ)」、金碧障壁画(きんぺきしょうへきが)の至宝「楓図壁貼付(かえでずかべはりつけ)」を描き、あの狩野永徳をも脅かした桃山絵画の巨匠、長谷川等伯(1539〜1610)。能登七尾(石川県)に生を受けた等伯は、はじめ「信春(のぶはる)」と名乗り主に仏画を描きました。30代で上洛すると画題を肖像画花鳥画 などにも拡げています。豊臣秀吉や、千利休らに重用され、一躍時代の寵児となりました。時に精緻に、時に豪放に描きわけられた作品群は、今もなお我々を魅了し続けます。


本展は、長谷川等伯の幅広い画業を、ほぼ網羅する大回顧展です。郷里七尾で「信春」と名乗った初期の作品から上洛後「等伯」と号して大徳寺をはじめ京都の名刹に揮毫した名品を一挙公開いたします。国宝3件、重要文化財作品約30件、重要美術品1件を含む約80件の桃山の鼓動を伝える作品群と、それを創出した等伯の人間ドラマを没後400年の節目の年にご紹介いたします。


企画力  :★★★★☆
展示方法 :★★★☆☆
作品充実度:★★★★☆
満足度  :★★☆☆☆



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