全米選手権

caltec2010-01-23



日本のオリンピック代表はもう決定しましたが、アメリカのオリンピック代表決定、いよいよです。アメリカは昔から直前に行われる、この全米選手権の一発勝負で決まるので、いくらグランプリファイルに出場しようが、グランプリシリーズで優勝しようが、大会が終わるまで代表が誰になるかわからないのが面白いところ(まあ、怪我により実績重視で代表になったパターンもないわけではないですが・・・)


注目の女子シングルですが、一昨年の全米チャンピオン、長洲選手がSPトップ。2位には復活のサーシャ、そして3位に安定感抜群の総合力があるレイチェル。


上位3名の点差がほとんどないことを考えると、フリーは総合力で勝るレイチェルに分があるような気がします。ジャンプ、スピン、ステップ、表現力、全てにおいて穴がないし、ジャンプの取りこぼしも少ない。。。。 


一方長洲選手は、一見「圧倒的に強い」印象でフリーを終えてみたものの、回転不足でダウングレードされるジャンプが多く、点数がなかなか伸びない、そんな試合が続いているので、明日のフリーがどうなるかにかかっている気がします。


コーエンは頑張ってますね。アメリカ女子では他にも去年の全米チャンプのシズニー、パールスピンが得意なジャン(今シーズンは苦労しているようですが)、グランプリファイナル出場のワグナー、エミリー・ヒューズ等など注目選手も多いので、明日どうなるかですね。

長洲SP首位 フィギュア全米選手権


バンクーバー冬季五輪代表選考会を兼ね、米ワシントン州スポケーンで行われ、女子ショートプログラム(SP)は両親が日本人で、2大会ぶりの優勝を目指す長洲未来がほぼ完璧(かんぺき)な演技を見せ、70.06点でトップに立った。


トリノ五輪の銀メダリストで、2006年世界選手権以来の大会出場だったサーシャ・コーエンが69.63点で2位、レイチェル・フラットが69.35点で3位につけた。女子の米国の五輪出場枠は2。


16歳の底力は計り知れない。両親が日本人で米国育ちの長洲がミスのない演技でSP首位。紅潮した顔に笑みが広がったが、会心の演技かと聞かれると「自分に百点をつけたらあとは引退しか残っていない。まだまだです」と勝ち気なところを見せた。


大好きな映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の音楽に乗り、伸びやかに舞った。冒頭の3回転―2回転をきれいに決め、イナバウアーから2回転半。163センチの細身の体はリンクに映え、スピンはいずれも最高のレベル4と評価された。


昨年5月、元世界女王のクワンらを育てたキャロル・コーチの門下に入った。世界王者ライサチェクの豊富な練習量を目の当たりにし、その表現力に「体を使って観客と会話している」と感服。急激な体の成長により狂いが生じていたジャンプの鋭さを徐々に取り戻し、演技の際の表情にも気を配るようになった。


金妍児(韓国)や浅田真央中京大)に比べ「自分は遅れている。2倍頑張らないと五輪で通用しない」と話し、挑戦者の気持ちで選考会を一気に突破するつもりだ。(共同)


asahi.com 2010年1月23日11時37分)



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