ゴルフ：全英リコー女子ＯＰ
ゴルフには縁もゆかりもないcaltecですが、昨日に引き続き、ゴルフネタです。
いや〜、宮里藍、惜しかったです。途中まで誰が勝つかわからなかったので、見ているほうは充分楽しめました。しかし、第一打をフェアウェイに乗せられるかどうかで、こうもスコアが大きく崩れてしまうとは、、それだけ、「落とすべき場所」が限定されてくるコースだったのでしょうか？
ゴルフ：全英リコー女子ＯＰ 宮里藍、届かず３位 マシュー逃げ切りＶ
【欧州総局】
ゴルフの全英リコー女子オープン選手権は２日、英国中部のロイヤルリザム・アンド・セントアンズＧＣ（６４７２ヤード、パー７２）で最終ラウンドを行い、首位に４打差の３位からスタートして自身のメジャー大会初制覇と米ツアー２週連続優勝を狙った宮里藍は、通算１オーバーで３位に終わった。前日単独首位のカトリオナ・マシュー（英国）が通算３アンダーで優勝し、賞金３３万５０００ドル（約３２００万円）を獲得した。
１９７７年の全米女子プロ選手権を制した樋口久子（現日本女子ゴルフ協会会長）以来、日本選手では男女を通じて３２年ぶり２人目となるメジャー制覇を目指した宮里藍はこの日、一時は首位に並ぶ場面もあった。しかし後半に崩れて４バーディー、３ボギー、１ダブルボギーに終わり、手堅いゴルフのマシューに届かなかった。首位と５打差の５位から出た宮里美香は通算４オーバーの１１位、前日７位の諸見里しのぶは通算８オーバーで２５位、三塚優子と不動裕理は通算１１オーバーで３３位、上田桃子は通算１６オーバーの５５位だった。
◇上田桃子
きょうは攻めるしかなかったが、何もできないまま終わった。いい流れをつくれていない。４日間を通じてミスが多かった。【共同】
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
▽第３日成績
− ４ （１）マシュー （英国）２１２（７４、６７、７１）
− １ （２）キム （米国）２１５（７３、７１、７１）
０ （３）宮里藍 ２１６（７５、７１、７０）
（３）申智愛 （韓国）２１６（７７、７１、６８）
＋ １ （５）宮里美香 ２１７（７６、７２、６９）
（５）金ソンヒ （韓国）２１７（７０、７３、７４）
＋ ２ （７）諸見里しのぶ ２１８（７４、７３、７１）
＋ ５（１８）三塚優子 ２２１（７１、７１、７９）
＋ ７（３０）不動裕理 ２２３（８０、７３、７０）
＋１１（４７）上田桃子 ２２７（７４、７６、７７）
【共同】
毎日新聞 2009年8月3日 東京朝刊
あと驚いたのが、メジャーである本大会の優勝賞金と、昨日の石川遼選手の優勝賞金がほぼ同額だったこと。男子の全英オープンの優勝賞金がどれくらいか知らないのですが、ゴルフの世界でも男女の優勝賞金の格差というものがあるのかなあ。。。 以前（といってもグラフが活躍していた時代の話ですが）、テニスのグランドスラム大会でも同様の議論があったと記憶しています。
ゴルフ：全英リコー女子ＯＰ 藍、初の１００万ドル突破
【欧州総局】
英国中部のロイヤルリザム・アンド・セントアンズＧＣ（６４７２ヤード、パー７２）で２日まで開かれた全英リコー女子オープン選手権で、宮里藍は通算１オーバーの３位に入った。メジャー大会初制覇はならなかったが、０６年全米女子プロ選手権に並ぶメジャー大会自己最高の順位。賞金は１０万９５００ドル（約１０５０万円）で、米ツアー本格参戦４年目で初めてシーズン獲得賞金１００万ドル（約９６００万円）を突破。賞金ランクは４位となった。
首位と４打差の３位からスタートした宮里藍は一時首位に並んだが後半に崩れ、４バーディー、３ボギー、１ダブルボギーに終わった。３９歳のカトリオナ・マシュー（英国）が７３で回り、通算３アンダーでメジャー初制覇し、優勝賞金３３万５０００ドル（約３２００万円）を獲得した。宮里美香は１１位。諸見里しのぶは２５位、不動裕理と三塚優子は３３位、上田桃子は５５位。
◇メジャー初制覇へ手応え
終盤で力尽きての３位にも、宮里藍はすがすがしい表情だった。「優勝争いにしっかり絡めて、すぐそこまで優勝が近づいているという感じだった」。前週に米ツアー初優勝を果たし、次の目標のメジャー初制覇へ新たな手応えをつかんだ。
安定したショットと好パットがかみ合い、前半で３バーディー（２ボギー）を奪った。通算１アンダーで一時は首位に並んだが「最後までどうなるか分からないから、自分でいい流れを意識して最後までできればいいと思っていた。いつも課題にしている一打に集中することはできた」と平常心を失わなかった。
メジャー大会での３位は、米ツアー挑戦１年目だった２００６年の全米女子プロ選手権に並ぶ自己最高位。ただ、前半で崩れた前回と比べ、内容は圧倒的に濃い。ラウンドを見守った父の優氏は「一皮むけたような気がする。常に上位にいけるものを身につけた」と目を細めた。
２大会連続の好成績で今季の獲得賞金は１００万ドル（約９６００万円）を超えた。「ラウンドしている時はこの一打がいくらとかは全然考えていないので」と笑ったが、米ツアー４年目で初の大台突破は、一昨年秋に陥った長いスランプから完全復活した証明にもなった。
【共同】
◇次女出産し復帰、マシューに強運
第２ラウンドでホールインワンを達成して首位に立ったマシューは、最後まで強運に味方された。１３番の初バーディーで宮里藍との優勝争いから一歩抜け出して迎えた１４番は、第１打を大きく左に曲げた。しかし落下点のラフは観客に踏み倒されており「幸運にもライが良かった」という。
ここからの第２打をグリーン手前に乗せると、約１３メートルの長いパットを決めてバーディーを奪取。「あれが入って、いけると思った。前半で取りこぼしたけど、このチャンスは逃すまいと決意した」と、１５番の３連続バーディーで一気に差を広げ、メジャー初制覇を決定づけた。
５月中旬に次女を出産し、前週のエビアン・マスターズから復帰したばかりだ。今月２５日で４０歳になるベテランは、３年前に長女を産んで復帰した際も成績が良かったという。とはいえ、キャディーを務める夫とは「子どもは２人で十分だと決めている」と笑った。
【共同】
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
◇カトリオナ・マシュー（英国）
５歳からゴルフを始め、全英女子アマチュア選手権を制するなど活躍。９４年に結婚して９５年から米ツアーに本格参戦した。米ツアー賞金ランキングではツアー初優勝を挙げた０１年と０５年の１０位が最高。今年５月に次女を出産したばかり。英エディンバラ近郊の北ベリック出身。１６３センチ。３９歳。
【共同】
（毎日新聞 2009年8月3日 東京夕刊）
/ 
