世界選手権

世界フィギュア:リード組が18位発進…アイスダンス


【ロサンゼルス来住哲司】


10年バンクーバー五輪の国・地域別出場枠をかけたフィギュアスケートの世界選手権が24日、当地のステープルズセンターで開幕し、第1日はアイスダンスの規定などが行われた。


アイスダンス


アイスダンスは前回16位で日本から出場のキャシー・リードクリス・リード組(川越ク)が27.24点で18位につけ、オクサナ・ドムニナ、マキシム・シャバリン組(ロシア)が40.77点で首位に立った。また、25日の男子ショートプログラム(SP)の滑走順抽選があり、無良(むら)崇人(岡山・倉敷翠松高)は第7グループ・34番、織田信成(関大)は第9グループ・41番、小塚崇彦トヨタ自動車)は最終第10グループ・47番になった。

 
○…リード姉弟組は18位スタート。息の合った滑りを見せ、今季自己ベスト(27.17点)更新の27.24点を出した。先月の4大陸選手権は直前に弟クリスが古傷の右ひざを痛めて棄権したが、クリスは「ひざは大丈夫。いろいろな医者に診てもらい、練習も十分してきた」という。姉キャシーは「とても興奮している。クリスは少し神経質になっていたが、自信を持って臨めた」と満足そうだった。


○…日本男子の織田が好調だ。24日の公式練習では途中で鼻血を出すアクシデントに見舞われながら、4−3−3回転連続ジャンプ、4−3回転連続ジャンプなどを成功させた。前日、ホテル近くのピザ店で安藤美姫トヨタ自動車)と昼食をとっていたところ、野球のWBC決勝を控えたイチローが偶然来店。その場で「WBC頑張ってください」と紙に書いて渡し、一緒に写真を撮ったという。「イチロー選手は美姫のことは知っていて『おお』と驚いていたけど、僕のことは(安藤の)弟とか思ったみたい」と話して報道陣を笑わせ、リラックスムードだった。


毎日新聞 2009年3月25日 9時49分(最終更新 3月25日 11時24分))

世界フィギュア:ペアは川口組がSP2位と好発進


【ロサンゼルス来住哲司】


<ペア>


ペアは1月にロシア国籍を取得した欧州選手権2位の川口悠子アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)が68.94点で2位。2連覇を狙うアリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が72.30点で首位に立った。


ペア結成3シーズン目の川口、スミルノフ組がSP2位の好発進で、初のメダル獲得が見えてきた。「白鳥の湖」の曲に乗り、スロー3回転ループを決めるなどほぼノーミスの内容で、今季自己ベスト(65.38点)を更新する68.94点。川口は「スピンで小さなミスがあったが、とてもうれしい。白鳥の雰囲気を出せ、私としては白鳥になれた」と満足そう。前々回9位、前回4位と着実に成長しており、フリーに向けて「ノーミスで滑ります。4回転(スロー4回転サルコウ)行けます」と誓った。


毎日新聞 2009年3月25日 18時55分)



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