全豪オープンテニス

caltec2009-01-29



伊達選手のグランドスラム大会復帰、男子期待のホープ錦織圭選手の活躍への期待、と話題豊富だったオーストラリアン・オープンでしたが、期待された両選手は結果として、一回戦敗退でした。


そんな中、伊達選手や錦織選手だけではない!と活躍しているのが杉山愛選手。ハンチェコバとのパートナーを復活し挑んだダブルスでとうとう、決勝に進出だそうです!


考えてみれば、彼女は、かつてはダブルスの世界ランキング1位の時期がありましたから、ダブルスに関して言えば、世界のトッププレーヤー、熟練のベテラン選手ですよね。日本人初のグランドスラム、期待してます!

杉山組、決勝の相手はウィリアムズ姉妹に 全豪テニス


メルボルン=伊藤秀樹】


テニスの全豪オープン第11日は29日、メルボルン・パークで準決勝があり、女子ダブルスで第9シードの杉山愛ダニエラ・ハンチュコバスロバキア)組は、ノーシードのナタリー・ドシー(仏)、マラ・サンタンジェロ(伊)組を6―4、6―3で下し、初の決勝進出を決めた。この種目で杉山は00年全米、03年全仏とウィンブルドンを制しており、30日の決勝(日本時間同日午後1時開始予定)で勝つと日本選手初の4大大会全制覇となる。6年ぶり3度目の優勝を目指すビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹(米)と対戦する。


シングルスでは、男子の1試合で第2シード、ロジャー・フェデラー(スイス)が第7シードのアンディ・ロディック(米)に快勝し2年ぶりの決勝進出。女子はダブルスと同時優勝を狙う第2シードのS・ウィリアムズと4大大会の優勝経験がない第3シードのディナラ・サフィナ(ロシア)が決勝へ進んだ。


asahi.com 2009年1月29日20時3分)

テニス:杉山 14人目のグランドスラム王手!


テニスの4大大会今季第1戦、全豪オープン第11日は29日、メルボルン・パークで行われ、女子ダブルス準決勝で第9シードの杉山愛(33)ダニエル・ハンチュコバ(25)組がストレート勝ちし、初の決勝進出を決めた。30日の決勝では北京五輪金メダルのビーナス(28)、セリーナ(27)のウィリアムズ姉妹と対戦。杉山はダブルスで4大大会全制覇を目指す。女子シングルス決勝は第2シードのセリーナ・ウィリアムズと第3シードのディナラ・サフィナ(22)の対決となった。


悲願達成に王手をかけた。準々決勝で第1シードを破った杉山組が、ノーシードペアに快勝。杉山は3度目の準決勝で初の全豪決勝進出を決め、00年全米、03年全仏、同ウィンブルドンと合わせダブルスでのグランドスラム制覇に近づいた。


「全豪のタイトルは一番欲しいと言ってきたので、目の前のチャンスを生かしたい」


この日のメルボルンの気温は、1939年以降では最高となる45.6度を記録。正午前に始まった試合は屋外から屋内へ場所を移して開催されたが、前日にコート変更を想定して練習した杉山組に影響はなし。2人は屋内の利点を頭に入れ「風もないし、角度のあるショットやロブでどんどん攻めていこう」と作戦を立てた。序盤は相手ペアがサーブやリターン後に前に出て重圧をかけてきたが、ハンチュコバがタイミングを見計らってロブを織り交ぜた。相手は“お見合い”やミスを連発し、難なくストレート勝ち。杉山は「自分たちのやるべきことをやってここまで来た」と話した。


決勝の相手はウィリアムズ姉妹に決まった。杉山は過去6戦して全敗。しかも、姉妹は4大大会決勝で過去7戦無敗だ。しかし、ハンチュコバが「今までと同じように全力を尽くすだけ」と言うように2人に気後れは全く見られない。「相手に不足はないという感じです」とリラックスムードの杉山。オープン化以降では女子ダブルス14人目のグランドスラムへ高い壁を破るつもりだ。


≪セリーナ 単複ともに決勝進出≫


セリーナ・ウィリアムズが03年以来の単複2冠に近づいた。女子シングルス準決勝でデメンチェワを6−3、6−4で破り、2年ぶりの決勝進出。姉ビーナスと組む同ダブルス準決勝も、わずか2ゲームを失っただけの完勝だった。それでもセリーナは「実はまだ本調子じゃないの。1番になることしか考えていないわ」と話した。


≪サフィナ 兄妹V王手≫


サフィナがロシア対決に勝ち、4大大会初制覇へ王手をかけた。第1セットで2−3から4ゲームを連取すると、第2セットもタイブレークを制してストレート勝ちた。ミスは相手の2倍以上だったが「攻撃的なプレーをしたから仕方がない」と意に介さなかった。兄は00年全米、05年全豪を制した元世界1位のマラト・サフィン(29)。年内の引退を示唆し、今大会は3回戦でフェデラーに敗れた。後を継ぐように決勝へ進出したサフィナは「兄がここで勝ったのを見ていた。その足跡に続けるなら最高。もうマラトの妹とも呼ばれなくなったわ」と笑顔。優勝すれば世界ランク1位の称号も手にする。


スポニチ 2009年1月30日)

ペア復活で快進撃 杉山、全豪テニス


杉山が史上14人目の快挙に王手をかけた。女子ダブルスで4大大会すべてを制したのは、プロが参加する1968
年のオープン化以降、06年レイモンドまで13選手という。


組む相手を替えながら00年全米(デキュジス=仏)、03年全仏、ウィンブルドン(ともにクライシュテルス=ベルギー)と頂点に立ってきた。


ハンチュコバと本格的にペアを組んだのは05年。ダブルス経験に乏しい8歳年下を、身長で約20センチ低い163センチの杉山がリードしてきた。


しかし、2年前、この大会の準々決勝で敗れたことが、ペア解消のきっかけになった。杉山はハンチュコバのこの種目での動きに物足りなさがあった。その後、主に組んできたのは、ダブルスの名手、カタリナ・スレボトニク(スロベニア)だった。


33歳になった杉山は再結成した理由を、一緒にいて楽しい人だからと挙げた。その上で「今年はシングルスをメーンで頑張りたかった。シングルスでも一緒に頑張れるダニエラがよかった」という。


ダブルスよりシングルス重視を掲げるコンビが、復活した途端に快進撃を続けるから不思議だ。「お互い別の人と組み、技術が上がった。前回よりもやりやすさを感じる」。確実に個々の力は高まっている。特にハンチュコバの反応が良くなり、ボレーがうまくなった。


杉山は手応えがあるのだろう。強力サーブと姉妹ならではの連係があるコンビを前に、「相手にとって不足はない」と意気盛んだった。(伊藤秀樹)


asahi.com 2009年1月30日11時38分)



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