全日本選手権

caltec2008-12-26



男子シングルは予想通り、織田選手の圧勝に終わりました。モロゾフコーチに変わったことにより「勝てる」プログラムになったことは確かだと思いますが、点数は高得点を得やすくなるようになったものの、織田選手が持っていた良さみたいなものが、今回のフリーからは感じられず、個人的には2位だった小塚選手の方が(観客として見るには)良い出来だったと思います。


残念ながら今季は高橋大輔選手は怪我のリハビリのため欠場することになりましたが、高橋・織田・小塚と3名の選手とも異なる個性を持っているので、この3名が揃うと日本男子も世界最強トリオになるんだろうなあ、と思います。そういう意味ではバンクーバーオリンピックは楽しみ。次の世界選手権では、次年度のオリンピック枠を3枠確保して欲しいです。

織田が初優勝 2位小塚、3位無良


フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、米国・ロサンゼルス)などの代表選考会を兼ねた全日本選手権は第2日の26日、長野ビッグハットで男子フリーや女子ショートプログラム(SP)などが行われた。男子はSP首位の織田信成(関大)がフリーでも1位となり、計243・70点で初優勝した。SP2位の小塚崇彦トヨタ自動車)が2年連続の2位、SP3位の無良(むら)崇人(岡山・倉敷翠松高)が3位。織田と小塚は世界選手権代表(3枠)に確定し、無良も代表入りを確実にした。


▽男子最終成績 
(1)織田信成(関大)243.70点(SP86.45、フリー157.25)
(2)小塚(トヨタ自動車)225.94(77.40、148.54)
(3)無良(岡山・倉敷翠松高)200.48(75.50、124.98)


毎日新聞 2008年12月26日 22時27分(最終更新 12月27日 0時02分))


女子シングルSPはノーミスの中野選手がトップに。技術面・表現面ともに申し分なく、密度の濃い完成されているプログラムを披露したと思います。あとはトップで迎えるフリーで緊張しないことを祈るばかり。


浅田・村主・鈴木選手はミスがありましたが、ミスしても10点くらい差をつけられるのが浅田選手なんだろうなあ、と変なところで感心してしまいました。ただ(もともとの持っている能力が高いので)試合では勝てたとしても、試合で失敗癖をつけることは良くないとも思うので、ミスのない演技を浅田選手には期待したいです。とは言いつつ、あの難プログラムを完璧に滑りこなすのは至難の業だとは思います。


今日目立ったのはジュニア勢の活躍で、新ルールの元で育った子達は、ステップ・スピンともに上手いなあと思います。お姉さん方に比べてルッツやフリップに挑戦する選手が少ないのですが、難しいジャンプを不十分に飛んで減点されるよりは、サルコウトゥループを確実に飛び、加点をもらった方が結果的には高得点をもらえるから、の選択なんでしょうか。ジャンプ重視というよりは、スケーティングや表現力に秀でた子が多いな、というのが一昔のジュニアの子達と違うところですね。昔はジュニアの子と言えば、高難度のジャンプをピョンピョン飛ぶけど、ただ走って飛んでいるだけの子が多かったので。

中野がSP首位 真央2位、安藤3位 


フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、米国・ロサンゼルス)などの代表選考会を兼ねた全日本選手権は第2日の26日、長野ビッグハットで女子のショートプログラム(SP)などが行われた。


女子は前回3位でグランプリ(GP)ファイナル5位の中野友加里プリンスホテル)が67.26点で首位に立った。3連覇を狙う浅田真央(愛知・中京大中京高)が65.30点で2位、前回2位の安藤美姫トヨタ自動車)が65.02点で3位。4位には武田奈也早大)が57.82点で入り、今季スケートカナダ2位の村主章枝(avex)は57.32点で5位と出遅れた。


ペアのフリーは唯一出場の高橋成美(千葉・渋谷教育幕張高)、マービン・トラン(カナダ)組が計133.29点で初優勝。


アイスダンスオリジナルダンス(OD)は規定首位のキャシー・リードクリス・リード組(川越ク)が計79.38点でトップを維持した。


毎日新聞 2008年12月26日 19時51分(最終更新 12月26日 20時07分))



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(今日は風が強くて、そしてとても寒かったです!!)