WICKED

caltec2008-10-11



東京汐留にある劇団四季劇場「海」にて、WICKEDを観る。


実は去年ロンドンでWICKEDを観ているのだが、全編英語だったため、充分に理解できているか、少し不安なところもあり、今回劇団四季版(日本語版)の観劇となった。


有名なオズの魔法使いのアナーザーストーリー(裏話)として、別解釈するとこうですよ、と作られた本作品。良く考えると現代の世相を反映していたり、社会を風刺していたりと、御伽話のファンタジーのようでもあり、実はシニカルな作品としても捉えることができ、子供も大人も楽しめる内容になっていると思う。


またグリンダとエルファバの女の子の友情物語としても描かれており、女性ファンには堪らない作品であろうと思う。


主なキャストは以下の通り

 グリンダ    :沼尾みゆき
 エルファバ   :樋口 麻美
 ネッサローズ  :山本 貴永
 マダム・モリブル:武 木綿子
 フィエロ    :北沢 裕輔
 ボック     :金田 暢彦
 ディラモンド教授:岡本 隆生
 オズの魔法使い :飯野 おさみ
 

グリンダ、エルファバ、ネッサローズ、マダム・モリブル等、主要キャストは、皆歌が上手いのだが、個人的にグリンダ役の樋口さんの声と歌い方が苦手なので、、、少し困りました。濱田めぐみだったら良かったなあ。。。


圧倒的な力強い歌唱力が必要とされるエルファバもやりがいがある役だとは思うが、キレイなソプラノの声、コメディ色の強い演技、少しお馬鹿な少女から分別のある大人へ成長した演技等、グリンダの方が要求されている要素が多い気がする。グリンダ大変そうだけど、経験してみたい人が多い役なんじゃないんだろうか?


あとは、舞台装置が良かったのと、アシンメトリー(左右非対称)な衣装がとても良かったです! ロンドンキャストよりもダンスのレベルは四季版の方が上であるようにも思えました!



音 楽 : ★★★☆☆
脚 本 : ★★★★☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★☆☆
舞台/衣装: ★★★★★
満足度 : ★★★★☆