宝塚歌劇団:星組「スカーレット ピンパーネル」

caltec2008-09-27



東京宝塚劇場にて、宝塚歌劇団星組公演「スカーレット ピンパーネル」を観劇。「スカーレット ピンパーネル」=「紅はこべ」、と聞けば、どんな内容かご存知の方もいるはず。


このスカーレット・ピンパーネル、実はブロードウェイミュージカルで、その作品を宝塚的にアレンジ(潤色と言っていました)したのが本作品ということだ。作曲は「ジキルとハイド」で有名はフランク・ワイルドホーン。宝塚との関係としては、「Never Say Good-bye」に続いて二度目。ただ「Never Say Good-bye」は作曲のみの提供で、脚本自体は日本オリジナルになるので、純粋に彼のブロードウェイ作品の上演としては、宝塚初めてとなる。


内容(ストーリー)については、まあ、ご存知の方も多いと思うので、置いておくとして、、今回の宝塚バージョン、舞台展開の早変わり(城→船→港)や、衣装の早変え、ピンパーネル団の扮装など、見所がたくさんで、音楽だけではなく、舞台全体を楽しめる作りになっていた点が良かったと思う。


出演者については、歌唱力に定評のあるトップコンビ(安蘭けい遠野あすか)は安心して聴いていられるのは予想通りだったが、男役2番手の柚希礼音の健闘ぶりが光った舞台になったと思う。ショーヴランという少し屈折したでも信念には一途な役どころを彼女(彼?)なりに演じていた。特に歌に成長が見られ、本公演に限っては、実は主役でもありトップスターの安蘭けいより、一番スターらしく目立っていたのが柚希礼音だったように感じた。これでトップスターの交代があっても安心して柚希に星組を任せられる?のだろうか。。。



音 楽 : ★★★☆☆
脚 本 : ★★★☆☆
演 出 : ★★★★☆
役 者 : ★★★☆☆
舞台/衣装: ★★★★☆
満足度 : ★★★☆☆