ヴィジョンズ オブ アメリカ 第1部 星条旗1829-1917

caltec2008-08-17



恵比寿にある東京都写真美術館にて「ヴィジョンズ オブ アメリカ 第1部 星条旗1829-1917」展を見る。


同美術館のHPによる、本展覧会の概要は以下のとおり、

アメリカに写真術(ダゲレオタイプ)が渡来した1839年から、アメリカ独自の写真芸術を確率したアルフレッド・スティーグリッツが主宰した写真雑誌「カメラ・ワーク」が休刊した1917年までを時代の幅として展示構成をいたします。ここには、個人的な肖像から南北戦争や西部開拓、海外遠征などの公的な記録へ、世紀末からは先進ヨーロッパではあり得ない近代芸術の主流として写真芸術の確立など、「写真」ならばこそのアメリカの発見の軌跡が見えてくることでしょう。


展示の最初、アメリカに写真技術が伝わった頃の肖像写真等は、正直言って「これぞアメリカ」というものではなく、心惹かれなかったが、全3部からなるこの「ヴィジョンズ・オブ・アメリカ」の構成上は必須になってくるものなのだろうなあ、と思う。


個人的に、1900年代初頭のナイアガラ・フォールズ、ヨセミテ渓谷の写真にインスパイアされた。僕がナイアガラやヨセミテを実際に見た1990年代と比べ、特にナイアガラ・フォールズの街並みの違いを見るのが興味深かった。


第2部、第3部と年代を追っていく毎に展示内容も充実していくような印象を受けたので、第2部、第3部と見続けて行きたいと思う。


企画力  :★★★☆☆
展示方法 :★★★☆☆
作品充実度:★★☆☆☆
満足度  :★★☆☆☆