芸術都市パリの100年展 ルノワール、セザンヌ、ユトリロの生きた街、1830-1930年

caltec2008-06-28



東京都美術館にて「芸術都市パリの100年展 ルノワールセザンヌユトリロの生きた街、1830-1930年」を観る。同美術館のHPによる本展覧会の概要は以下の通りだ。

フランスの首都パリは文化の長い伝統を誇りながら、21世紀の今もなお革新と発展を続ける世界の芸術の中心地です。そのパリが世界で最も栄光のある絶頂期を築いたのは1830年代、いわゆるロマン派登場の時代から、パリ万博を経て国際的に若い芸術家を集めた1930年代、第二次大戦前の約100年間といえるでしょう。


日本とフランスは1858年(安政5)に日仏修好条約が締結されて以来、文化的、経済的にも親密な関係を保っており、2008年は150周年にあたります。本展はそれを記念し、パリをテーマとした近代フランス約100年の優れた油彩画、彫刻、素描、版画、写真など約150点を、ルーヴル、オルセー、ポンピドゥー、プティ・パレ、カルナヴァレ、マルモッタン、ロダンなど世界的に著名な美術館の出品協力によって展示構成します。


これらの芸術作品を通して、パリという都市の洗練された美しさ、そこに生きる男女の哀歓の姿、そして都市文化と自然との調和への憧憬を汲み取っていただきたいと思います。


取り立てて目立った、呼び物と言うべき作品はないのだが、パリにある中小の美術館に収蔵されている作品を中心に、ベルエポックとも言うべき、パリが芸術の中心として栄えた100年の流れや特徴を汲み取れるように構築されていたのが本展覧会だと思う。


企画力  :★★★☆☆
展示方法 :★★★☆☆
作品充実度:★★☆☆☆
満足度  :★★☆☆☆


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