スケートカナダ

スケートカナダ 男子、ジュベール初V


ケベック市(カナダ)共同】


<男子フリー>
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダ最終日は4日、当地で男子フリーなどを行い、ショートプログラム(SP)首位の世界選手権王者、ブライアン・ジュベール(フランス)が4回転トーループの転倒などでフリーは2位だったが、合計213・62点で初優勝した。ジュベールは主要国際競技会で6連勝。


フリー1位のケビン・バンデルペレン(ベルギー)が2位。昨年のトリノ五輪3位のジェフリー・バトル(カナダ)が3位だった。


4回転で転倒、「フリーは残念」

男子で世界王者のジュベールは主要な国際競技会で6連勝となったが「フリーの演技は残念だ」と落胆した表情を浮かべた。


フリーの冒頭で「代名詞」の4回転を転倒。昨季のロシア杯で2種類3度も決めた得意のジャンプで「転んだことに驚いた。あれで気持ちが乗らなかった」。演技中盤に予定した4回転をやめると、スピンは最低難度のレベル1、ジャンプも2回転半が1回転半になるなど、フリーは2位にとどまった。


GP2戦目の出場は地元フランス杯で2連覇が懸かる。「SPはできたが、フリーはもっとやるべきことがあるはず。辛抱が足りない」と反省を口にした。


▽男子

(1)ブライアン・ジュベール(フランス)213・62点(ショートプログラム78・05、フリー135・57)
(2)バンデルペレン(ベルギー)202・55点
(3)バトル(カナダ)198・77点


アイスダンス
アイスダンスはテッサ・バーチュー、スコット・モイヤー組(カナダ)がGP初制覇した。


毎日新聞 2007年11月5日 東京夕刊)