WICKED


ロンドンにてWICKEDを観劇。


「まあ、全編英語で上演されるミュージカルだけど、子供向けでもあるし、大丈夫かなあ。」と思って望んだ本場のミュージカルでしたが、結果は。。。 うーん、イマイチ良くわからん。話の筋とか、歌やダンス、衣装や舞台装置の素晴らしさは十分堪能できたのですが、グリンダとエルファバのやりとりを全て理解できたわけではないので、消化不良感が抜けませんでした。


内容の方はといえば、オズの魔法使いを別の角度から解釈するとこうなるよ、という着眼点が面白いなあと思いました。オズの魔法使いの善人と悪人を入れ替えて書かれた話は、まあ今の(勝者によって記述された)歴史の記述にも重なるところがあって、(敗者である)悪者とされている側から見ると、また別のストーリーがあるんだよな、ということを思い出させられました。


キャストとしては、W主演の2人、歌唱力を必要とされるエルファバ(西の悪い魔女)と、コメディセンスが必要とされるグリンダ(北の白い魔女)では、グリンダの方が要求されることが多いなあ、と。音楽の素晴らしさやストーリーに酔う、というよりは、2人のやりとりの面白さや、グリンダの(少しアホッっぽい)キュートさで楽しめた舞台だなあ、というのが、ロンドン版WICKEDを観た感想です。



音 楽 : ★★★☆☆
脚 本 : ★★★☆☆
演 出 : ★★★★☆
役 者 : ★★★★☆
舞台/衣装 :★★★★☆
満足度 : ★★★☆☆


/ @ロンドン