スウィーニー・トッド

caltec2007-01-20



スウィーニー・トッド日生劇場、観てきました。
いろんな意味で予想を裏切るような舞台でした。


個人的には舞台セットと音楽(現代音楽的な不協和音(?)が新鮮でした)が面白かったです。


あの難しい旋律の歌を完璧に歌いこなし、かつ芝居もきちんとできる、有名な役者というと、なかなかいないのが現状なのかな。そういう意味では、市村さんと大竹しのぶ、2人でやりとりする歌のシーンとかが少し辛かったです。しのぶの芝居巧者ぶりはよーくわかったけど、やはり歌はちときついね。。


ソニンは、歌も芝居もバッチリ。背が低いはずなのに、一人で舞台にいると大きく見えるのが不思議。それだけ存在感があるってことなんだろうなあ。


武田真治はちっちゃくてかわいかったです。トートより今回の方が武田真治っぽい気がする。物語のラスト(武田真治がハンドルを回す芝居)から 武田真治がエンディングを歌いだすところまでの間はもう少しあった方がよいなあ、という気はしました。


観劇後の後味がちょっと悪いのと、途中で観客を驚かす演出(主に音)が数回あるので、舞台を見てハッピーになりたい人にはお勧めできませんが、いろいろと考えさせられる作品であることは確かです。


ラストの展開については、来日公演のキャバレーを見たときと同じくらいの衝撃がありました。また観たいとは正直思わないけど、観ておいてよかったなとは思う作品でした。


音 楽 : ★★★☆☆
脚 本 : ★★☆☆☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★☆☆
舞台/衣装:★★★★☆
満足度 : ★★☆☆☆