冬季ユニバーシアード


ユニバーシアードに世界選手権代表選手を送り込む、、、むむ、なかなかやるな、日本。と思いましたが、昨年末の全日本選手権の次の大きな国際大会は3月の世界選手権なので(世界選手権代表選手は2月上旬の四大陸選手権には出場しない)、この時期に国際大会に出場して、試合にでるカンや緊張感を保っておくのも良いかも知れないですね。どうせ出場=表彰台ということは約束されているようなものだし。


しかし、豪華なユニバーシアードだ。

冬季ユニバーシアードトリノ大会 フィギュアスケート 高橋連覇、織田は銀−−男子


ユニバーシアード冬季大会第2日は18日、当地などで行われ、フィギュアスケート男子は高橋大輔(関大)が240・61点で2連覇を果たした。高橋は今大会での日本勢金メダル第1号。SP2位の織田信成(関大)が224・27点で銀メダルを獲得し、神崎範之(京大大学院)は7位だった。


◇精神面での成長証明


演技が中断するハプニングを乗り越えた。高橋が「オペラ座の怪人」を演じ切って2連覇を達成。「アクシデントがあっても大きなミスなく終われたのは、いい経験になる」との言葉に自信が漂った。


SP首位で迎えたフリー。中盤で左足の足元を留める面ファスナーが外れて、審判が演技を止めた。本人も「初めて」という事態にも心は乱れなかった。再開後のストレートステップに、自然と会場が手拍子を合わせた。


期するものがあった。大会前に「トリノは悪いイメージなので優勝していいイメージに変えたい」と話していた。重圧に押しつぶされるように8位に沈んだトリノ五輪の記憶。同じ会場で今季の精神面での成長を証明した高橋は、気持ちよさそうに表彰台に上がり「五輪でよくなかった分を取り戻せた」と笑った。


3月には今季の最大の目標に掲げる世界選手権が控える。「メダルをとりたい」。目標が明確になってきた。


【共同】毎日新聞 2007年1月19日 東京夕刊