グランプリシリーズ ファイナル

浅田真央は2位、村主4位 フィギュアGPファイナル


フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日は16日、ロシアのサンクトペテルブルクで男女自由などを行い、女子は前日のショートプログラム(SP)で首位だった浅田真央(愛知・中京大中京高)は合計172.52点で2位だった。SP2位の安藤美姫トヨタ自動車)は157.32点で5位と順位を落とし、村主章枝(avex)は158.78点で4位。SP3位の金妍児(韓国)が逆転で初優勝を飾った。

男子は、SP2位の高橋大輔(関大)が自由との合計224.83点で2位、SP4位の織田信成(関大)は計216.86点で3位となり、史上初めて日本男子2人がファイナルの表彰台に立った。SP首位のブライアン・ジュベール(フランス)が自由でも1位となり、計233.46点で制した。


アイスダンスはアルベナ・デンコワ、マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)が優勝した。


朝日新聞 2006年12月17日00時12分)

男子は高橋2位、織田3位 フィギュアGPファイナル


フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日は16日、男子の自由を行い、前日のショートプログラム(SP)で首位のブライアン・ジュベール(フランス)が首位を守り、合計233.46点で優勝した。SP2位の高橋大輔(関大)は合計224.83点で2位、SP4位の織田信成(関大)は合計216.86点で3位だった。


アイスダンスオリジナルダンス2位のアルベナ・デンコワ、マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)が自由で1位になり、計161.24点で逆転優勝を飾った。


朝日新聞 2006年12月16日22時20分)

浅田ミス連発で連覇逃す GPファイナル


サンクトペテルブルク村田隆和】


当地で16日行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルの女子フリーで、ショートプログラム(SP)で首位に立った浅田真央(愛知・中京大中京高)はミスを連発、合計172.52点で日本選手初の2連覇を逃した。SP5位と出遅れた村主章枝(avex)はフリーで巻き返し、158.78点で4位。SPで2位の好位置につけた安藤美姫トヨタ自動車)は157.32点で5位に終わった。キム・ヨナ(韓国)が合計184.20点で初優勝。


男子は高橋大輔(関大)が合計224.83点で2位となり、2大会連続で表彰台に上った。SP4位の織田信成(関大)はフリーで順位を上げ、3位に食い込んだ。ブライアン・ジュベール(フランス)は無難にまとめ、合計233.46点で優勝した。


アイスダンスのフリーは、オリジナルダンス(OD)2位で、06年世界選手権優勝のアルベナ・デンコワ、マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)が逆転優勝した。


キム・ヨナ 

ジャンプでいくつかミスをしたが、今日の結果には満足している。勝てたのは、(浅田)真央がミスをしたから。


○… 浅田が信じられないようなミスを連発し、目前に迫っていた2連覇を逃した。最初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒すると、3回転−3回転の連続ジャンプは単発に。さらに3回転ルッツが1回転になった時には、場内がざわついた。「自分の思っていた演技ができずに残念」と浅田。アルトゥニアン・コーチは今回の結果について「努力はしたが、結果は結果。まだまだ努力が必要ということ」。世界選手権(07年3月、東京)の切符をかけ、全日本選手権(27日開幕、名古屋)で巻き返しを図る。


○…今季の安定した演技はまったく影を潜めていた。SP2位から最終的に5位まで成績を落とした安藤。男子の高橋同様、体調を崩していたことを明らかにした。午前の練習では体が動いていたため、「試合になれば、行けるかな」と感じていたが、演技直前の6分間練習では、腹痛を覚え、震えがきたという。最初の連続ジャンプが1回転の単発に終わると、次々にジャンプ・ミス。「どうしていいかわからず、自分で動いている感じがしなかった」。なすすべがないという様子だった。


毎日新聞