NHK杯

caltec2006-12-02



<女子シングル>
注目の女子シングル、予想通り日本女子3名の表彰台独占という結果に終わった(もっとも、11/29の記事にあったように、エレーネ・ゲデワニシビリグルジア)、カロリナ・コストナー(イタリア)が欠場したので、日本女子3名以外はめぼしい選手がいないので、この結果は順当以外の何ものでもないのだけれど)。


順位より良かったなあと思うのは、日本選手3名ともよく体が動いて、キレが良く、それぞれの持ち味を十分に活かした演技ができていた点だ。新採点ルール史上、最高点を叩き出した浅田、GPファイナルで優勝したときに出したパーソナルベストに匹敵する出来だった村主、そしてスピンやステップでその存在感を十分に示した中野。この3名にすでにグランプリファイナル進出を決めている今季大復活を遂げた安藤を加えた4名が、世界選手権代表3名の枠を争うことになりそう。


スケートカナダでは「????」が一杯だった村主選手のフリープログラムだが、今日見てみると、あれはあれでなかなか味わいがあるものだった。客席からの花束も今日は一番多かったみたいだし。。。昨日のショートのボレロ同様、滑り込んで自分のものにすると、なかなか素晴らしいプログラムになるなあ、という印象を受けた。


日本選手以外のパフォーマンスがちょっとつまらなかったなーというのは正直ありますが、まあ、3名表彰台独占ということで、それは許すとするか。。。

浅田真央V 2位村主、3位中野 NHK杯フィギュア


フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯第3日が2日、長野・ビッグハットであり、女子自由で浅田真央(愛知・中京大中京高)が130.02点でショートプログラム(SP)に続き1位となり、初優勝を決めた。SPと自由の合計199.52点は国際大会での世界歴代1位で、GPシリーズは昨季のGPファイナルを含め3勝目。村主章枝(avex)が2位、中野友加里早大)が3位となり、GPシリーズでは初となる日本勢の表彰台独占となった。


(1)浅田真央(愛知・中京大中京高)199.52点(SP〈1〉69.50点自由〈1〉130.02)
(2)村主章枝(avex)179.31(〈2〉61.92〈2〉117.39)
(3)中野友加里早大)160.93(〈3〉56.86〈3〉104.07)


GPファイナル(ロシア、14日から)には、浅田、村主と安藤美姫トヨタ自動車)の3人が出場することになった。


男子SPでは高橋大輔(関大)が84.44点で1位、織田信成(関大)が0.89点差の2位につけた。


(1)高橋大輔(関大)84.44点
(2)織田信成(関大)83.55
(3)李成江(中国)69.26
(4)小塚崇彦(愛知・中京大中京高)67.95


朝日新聞 2006年12月02日19時15分)


<男子シングル>
男子シングルに関しては、高橋、織田はさすがの上手さというか、順当な順位をキープできたと思う。ショートではこの2人の点数が飛びぬけているが、フリーのPBをみてもこの2人が頭一つ抜けているので、優勝争いはこの2人に絞られたといってもいいと思う。


小塚君も伸び伸びとした、なかなか良い演技をしたように思えた。長年フィギュアを見てきたファンとしては、久々に李成江のよいパフォーマンスを見れたことも良かった。3位のリーと4位の小塚君の点差からみて、小塚君のフリーの結果によるが、女子同様、男子の表彰台独占も夢じゃないかもしれない。