ロシア杯
<男子シングル>
男子はジュベール、ジョニー・ウィアー、サンデュと有力選手が揃ったロシア大会。テレビ朝日の放送を見た印象では、ウィアーの演技が良かった気がします。今までの繊細で流れるようなスケーティングに今シーズンは力強さが加わってきたような気がします。
ジュベールはジャンプは本調子ではないものの、パワー(筋力)で失敗しそうなジャンプを強引にねじ伏せた感が強かったですね。ジュベール=ヤグディンのコピーと一時期言われていましたが、今日の演技を見て、ジュベール=ヤグディン+ストイコ÷2 という印象を受けました。なんか野暮ったさが抜けないような気がするんだけど、それは何のせいなんだろう? 体形のせい?
男子SP、柴田は出遅れ12位 フィギュア・ロシア杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯第1日は24日、モスクワで行われ、男子ショートプログラム(SP)はブリアン・ジュベール(フランス)が77.70点で首位に立った。GPシリーズ2戦目の柴田嶺(明大)はコンビネーションジャンプでの転倒などが響き、49.32点で12人中の最下位と出遅れた。
ペアSPでは川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)が3位、若松詩子、ジャンセバスチャン・フェクトー組(カナダ)が5位につけた。
(共同 2006年11月25日08時29分)
<女子シングル>
女子シングルに関して言えば、先週のフランス大会(キム・ヨナ、安藤、キミー・マイズナー、ロシェット)と比べ、出場選手のランクがガクンと落ちる印象。順調に行けばソコロワかセベスチャンか、、と思って見てましたが、ショートではセベスチャンが一位となりましたね。セベスチャン、運がいいというか、出場した大会での巡り合わせが良いので、このまま行けばファイナル出場が見えてきましたね。
今季限りで引退を表明している恩田選手ですが、ショートの音楽(春の海)が彼女に合っていないように思います。ここ数シーズンの彼女のプログラム(構成や選曲)を見ているとどうも「芸術性を高める=しっとりした曲でゆったりと滑る」方向で組んでいるように見えるのですが、そうすると本来彼女の持っている良さ(元気さやジャンプの豪快さ)が全く活かせず、逆に粗(スケーティング力やステップ力や曲のつなぎ)が目立ってしまうような気がしてなりません。まあ、本人が納得いくようにするべきだと思うので、この路線で攻めたいなら他人がどうこう言うべきではないんだろうけど。。。ここ数シーズン「出口の見えない迷路」に迷い込んでいるようなので、そこから抜け出す糸口を早く見つけられればいいなあ、と内心応援しながら彼女の演技をいつも見ています。
SPで恩田6位、沢田7位 フィギュアGPロシア杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯は24日、モスクワで開幕し、女子ショートプログラム(SP)でベテランの恩田美栄(東海学園大職)とGPシリーズ2戦目の沢田亜紀(京都・京都外大西高)は45.56点の同得点だったが、要素点で上回った恩田が6位、沢田が7位となった。
第3戦の中国杯を制したユリア・シェベシュチェン(ハンガリー)が54.36点で首位に立った。
アイスダンス規定は第3戦の中国杯を制したオクサナ・ドムニナ、マキシム・シャバリン組(ロシア)が37.99点でトップ。
(共同 2006年11月25日02時52分)