Trophee Eric Bompard(グランプリシリーズ フランス大会)

caltec2006-11-19



<女子シングル>
スケートアメリカに続き、グランプリシリーズ2勝目を狙った安藤でしたが、フリーの結果はショートと同じ2位で、総合でも2位でしたね。


ショートでは首位のキム・ヨナとの点差が0.20という僅差だったのに対し、フリーでは10点近い差がキム・ヨナとついてしまいましたが、これはジャンプの差というよりも、プログラムをいかに自分のものにして滑りきれたか、という差であったような気がします。(安藤の失敗がトリプルルッツトリプルループのコンビネーションジャンプのミスであったため技術点が伸びなかったことは知っていますが、敢えてこう書いています)
ショートでは出場選手中1番良かったPCSが、フリーのPCSは結構点数が抑えられているのでも明らかですね。。。


ショートのシェヘラザードがとても良い出来だけに、フリーのメンコンはもっと滑り込んで繋ぎの表現などもアップしないと、ただの「ジャンプを飛ぶだめだけのプログラム」に見えなくもないです。個人的には昨シーズンのデビット・ウィルソン振り付けのプログラムが嫌いでないので、今の安藤の体のキレ、ジャンプの安定感で昨シーズンのプログラムを滑ったら、どんな感じになるんだろうなあ、と想像してしまいました。


上位陣の多くがジャンプをミスするなか、同じジャンプミスでも、トリプルアクセルに挑んだ世界チャンピオン、キミー・マイズナーの失敗は評価すべきものだとは思いました。キム、安藤と比べると華はないけど、綺麗なポジションで確実な技術で攻めてくるキミーの演技は、なんとも言えない味があり、かつてのクワンに通じるところもあって僕は好きだけどなあ。

安藤美姫、逆転ならず2位 フランス杯フィギュア


フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、フランス杯最終日は18日、パリでフリーを行い、女子は第1戦のスケートアメリカでGP初優勝した安藤美姫トヨタ自動車)が合計174.44点で2位だった。ショートプログラム(SP)2位の安藤は序盤のコンビネーションジャンプで転倒するなどフリー2位で逆転できなかった。
SP1位の世界ジュニア覇者、金妍兒(韓国)が184.54点でGP初優勝。3位は昨季世界女王のキミー・マイズナー(米国)だった。


男子は小塚崇彦(愛知・中京大中京高)が177.85点で6位、南里康晴中村学園大)は9位。ブライアン・ジュベール(フランス)が231.08点で優勝した。


ペアは井上怜奈、ジョン・ボルドウィン組(米国)が2位で、優勝はマリア・ペトロワ、アレクセイ・チホノフ組(ロシア)だった。


安藤はGP獲得ポイントが28点となり、GPファイナル(12月14―17日・サンクトペテルブルク=ロシア)の出場権を3季連続で獲得した。


(共同 2006年11月19日08時47分)


テレビ朝日に一言!
生中継ではなく、録画なんだから、女子フリーの下位選手まで放送するのではなく、少しは男子シングルに時間を割くべきでは? それとショートプログラムの繰り返し放送は時間の無駄!(昨日観ているし)
昨年までのNHKBSでの放送の方が良かった。。。


(寒かった)