AKURO

caltec2006-10-26



TSミュージカルファンデーションのAKURO@サンシャイン劇場を観劇。


いつもなら大満足の群像劇ものだったが、今回は扱ったテーマの重さ故か、幾分説教じみた台詞が目立ち、作品世界にイマイチめり込めなかった、というのが本音のところ。


いつものTSなら未来を託されて最後に1人生き残るキャラの坂元健児が死んでしまい、彩輝なおが産んだ子(大和と蝦夷の子)が後の奥州藤原氏の先祖となるという件にいつもの未来部分が出てくる。が、そのエンディング以外は、結構内容が重かったように思う。


1幕は作品の舞台説明(歴史的な側面と登場人物の人間関係の説明)に終始してしまい、なかなか話が展開しないため、幾分冗長である印象を受けた(結構周りでも寝ている人が多かった)。2幕目は物語が一気に動き始め、TSの特徴であるダンスシーンもふんだんにあって、見るものを飽きさせなかったとは思う。


出演陣では、坂上田村麻呂役の今拓哉と○○役の駒田一がいい意味で舞台を引き締めていた。
歌が苦手な吉野君が歌パートを、演技が苦手な坂健が主役を演じていたので、個人的には結構辛いものがあった。


もっと違うキャスティングの仕方もあったろうにね。。。


音 楽 : ★★☆☆☆
脚 本 : ★★☆☆☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★☆☆
舞台/衣装:★★☆☆☆
満足度 : ★★☆☆☆