世界選手権

caltec2006-03-24



男子シングルフリーが終了。


日本期待の織田選手は、フリーで5位と振るわず、総合順位は4位。。。フリーでも予選どおりのすべりをしていればメダルは確実だっただけに残念。。。。

織田、4位に後退 フィギュア世界選手権


フィギュアスケートの世界選手権第4日は23日、カルガリーのサドルドームで男子自由が行われ、織田信成(関大)が合計251.21点で4位に入った。ジャンプでミスが出るなど自由で5位にとどまり、ショートプログラム(SP)までの総合2位から後退したが、初出場で3位に4.01点差と迫る健闘を見せた。


トリノ五輪銀メダリストのステファン・ランビール(スイス)が274.22点で2連覇を果たした。


また、織田が10位以内に入ったことで、来季日本で開催される世界選手権の男子出場枠は「1」から「2」に増えた。


アイスダンスオリジナルダンス(OD)は、アルベナ・デンコワ、マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)が1位となり、総合首位を守った。日本の渡辺心木戸章之組(新横浜プリンスク)は規定の17位から総合16位に順位をあげた。


朝日新聞 2006年03月24日13時15分)


と、初めは思っていたのですが、スコア表をよくよく見ると、彼の4つ目のジャンプ、3フリップ+2トゥループのコンビネーションジャンプが、4つ目のコンビネーションになったため、ノーカウント(コンビネーションは3つまでしか組み込めない)になったため、まるまる7.5(加点がついているので、おそらく8.2くらい)を損しているのです。2トゥループをつけずに、3フリップだけにしていれば、3フリップの基礎点6.1が彼のスコアに加えられるので、それだけで、今回は銅メダルを獲得していることになるわけです。


最終順位
1 Stephane LAMBIEL   SUI 274.22
2 Brian JOUBERT FRA 270.83
3 Evan LYSACEK USA 255.22
4 Nobunari ODA JPN 251.21
5 Emanuel SANDHU CAN 249.89
6 Jeffrey BUTTLE CAN 241.59
7 Johnny WEIR      USA 235.57
8 Alban PREAUBERT FRA 230.95


実は、全日本選手権でも、初めは織田選手が優勝だというアナウンスがあり、あとで織田選手が2回飛んだ3ジャンプが3種類であったため、3つ目のジャンプが無効となり(2回飛べる3ジャンプは2種類までという規定がある)、高橋選手に逆転を許した、という過去があります。あの失敗から学ぶべきことは、新ルールの内容を理解することであり、ジャンプが失敗したときにどのようにジャンプを組みなおせばいいのか、試合中に瞬時に判断できるように練習を通じて、頭と体で覚えていくことなのではないでしょうか?まだ若いのでチャンスは多くあると思いますが、取れていたであろうメダルを取れないのは、とてももったいない気がしました。ジャンプが飛べる選手だけに、失敗を取り返返そうと予定以上のことを行ったと思うのですが、それがかえって仇となってしまっている。。。


織田選手ファンであるからこそ、敢えて厳しく書いてしまうのですが。。。何はともあれ、プルシェンコ以外の有力選手がほとんど出場していた世界選手権での4位という結果は立派です! よく頑張りました!