世界選手権

caltec2006-03-23



女子シングルの予選が開始。オリンピック金メダルの荒川と銅メダルのスルツカヤが不参加なので、オリンピック銀メダルのコーエンには優勝を狙えるチャンス。もちろんトリノ4位の村主にも表彰台のトップを狙えるチャンスは十分にある。。。


という大会だとは思うのですが、予選に関しては、全体的に多くの選手の滑りはイマイチでしたね。やはりオリンピックをピークに調整してきている選手が多いと思うので、なかなか世界選手権に向けて再度調整をしてくるのは難しいのでしょうか?


そんな中、予選1位となったロシェットと予選4位のマイズナーの演技は、切れもありとても良かったと思います。どれだけこの世界選手権に向けて調整できたか?というのが優勝を握る鍵なような気がします。

日本の3人は予選突破 フィギュア世界選手権女子


フィギュアスケートの世界選手権で、日本の「3人娘」は22日に行われた予選を全員突破した。トリノ五輪4位の村主章枝(avex)はA組1位、初出場の中野友加里早大)はB組2位と好位置。急きょ出場が決まった恩田美栄東海学園大職)もA組6位とまずまずのスタート。24日(日本時間25日)のショートプログラム(SP)に挑む。


「技術的なところにこだわりすぎて、単調というか何というか、感情表現の部分がよくなかったかな」。A、B組あわせた全体で2位にもかかわらず、村主は不満顔だ。クライマックス前のストレートラインステップ。いつもは観客から手拍子がわき上がる場面で、リンクは静まりかえったままだった。


3回転が1回転になったり、3連続ジャンプを単発に変更したりとジャンプのミスはやむを得ない。ただ、滑りのスピードや上半身の動きに勢いがない。佐藤信夫コーチは「気持ちの問題」と分析する。トリノ五輪に出場したほかの選手も、同じような傾向がある大会だ。4年に1度の大イベントを過ごした後だけに仕方がない面もある。


その中で高得点を出すところは、さすがに過去2度の表彰台に上がった村主。「(人数の多い)予選は時間が長くて、気持ちがダレてしまったのかな。1日しっかりやって、SPや自由で合わせていきたい」と話した。


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荒川静香プリンスホテル)の代わりに出場した恩田は「実質5日間の練習」で臨んだ。1月の四大陸選手権(米)を辞退。1月から2月にかけて本格的な練習をしてこなかった影響が出た。


「足が氷から浮いている感じでした」。何もないところで氷につまずく場面もあった。ただ、高さのあるジャンプは身に染みついたもの。最終グループに日本勢で唯一入れなかったが、「現状ではよくがんばった」(日本連盟幹部)と言える。


今大会に絞って練習を積んできた中野は、その成果を予選でみせた。スピンやステップは確実にレベルアップをしている。予選では堅実さを求めてトリプルアクセル(3回転半)ジャンプには挑戦しなかったが、「自由では挑戦したい」と強気でいくつもりだ。


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女子SP(24日)の滑走順抽選が22日に行われ、予選A、B組全体2位の村主は30人中26番での滑走となった。全体で4位につけた中野は25番、全体12位の恩田は23番滑走。トリノ五輪銀メダルのサーシャ・コーエン(米)は29番、全体トップのジョアニー・ロシェット(カナダ)は最終の30番滑走となった。


朝日新聞:2006年03月23日23時36分)