世界選手権

caltec2006-03-22



男子ショートプログラム(SP)が終了。予選2位通過の織田選手は、SPを3位で通過、現在総合で2位。やはり「本番に強い」という彼の強みは大舞台になれななる程効力を増してきますね。明後日のフリーも予選のような出来であれば、十分表彰台を狙えると思います。


ただ今年からシニアデビューの織田選手にとっては、スケーティングスキルや曲の表現力、わざと技のつなぎなどの評価であるPCS(昔で言うところのの表現力)の点数が他の上位陣と比べると今ひとつな感は否めないので、ジャンプをバンバン飛んで、レベル4を取れる高難度のスピンを決めてもらえれば、結果はついてくる気がします。


来年の東京での世界選手権は2枠以上獲得は堅いですね(織田選手が10位以内に入れば、来年の世界選手権の出場枠は2枠確保となる)。


織田信成、総合2位につける フィギュア世界選手権


フィギュアスケートの世界選手権第2日は21日、カナダ・カルガリーのサドルドームで男子ショートプログラム(SP)があり、織田信成(関大)はSP3位に入り、前日の予選の得点と合わせて114.48点で総合2位につけた。総合首位に立ったのは、トリノ五輪銀メダリストのステファン・ランビール(スイス)。


アイスダンス規定は、トリノ冬季五輪5位のアルベナ・デンコワ、マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)が首位に立った。トリノ五輪代表の渡辺心木戸章之組(新横浜プリンスク)は17位スタートとなった。


男子自由とアイスダンスオリジナルダンス(OD)は、23日(日本時間24日)に行われる。


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前日の予選に続いて、地元観客からのスタンディングオベーション。「気持ちを乗せてくれて、すごい感謝してます」。初出場の18歳、織田が総合2位の座をキープした。


ランビール(スイス)らトリノ五輪メダリストと一緒に滑る最終グループ。「すごく緊張していた」という体は、不安のあった冒頭のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプに成功すると、おもしろいように躍動した。


昨年末の全日本選手権トリノ五輪の代表漏れを味わった後も、気持ちは途切れなかった。1月の四大陸選手権(米国)で優勝。だが、その自由演技でトリプルアクセルを失敗してフェンスに激突するなど、「内容はショックだった」。反省を胸に2月下旬から直前まで、カナダでさらに自分を追い込んだ成果だ。


「あー、このまま日本に帰りたいけど、残念ながらまだ自由があるんです」と織田。日本男子の過去最高位は3位。「順位を気にせず、楽しく滑りたい」。自然体で、歴史を塗り替えにいく。


2006年03月22日13時31分(朝日新聞