あいのり

caltec2005-11-09



今週月曜日(11/7)放送の「あいのり」(フジテレビ)をビデオで見る。海外旅行好き&恋愛バラエティ好き(古くは「未来日記」から最近は「恋するハニカミまで」)なcaltecにとって、「あいのり」はこの2つを満足させてくれる、貴重な番組なのだ。


さて、そんな「あいのり」だが、今回の舞台はウクライナウクライナと言えば、忘れてはならないのがチェルノブイリ原発事故(1986年4月26日)。当時は偏西風に乗って日本にも死の灰が降ってくる、などと報じられて大きな話題になっていたが、今はもうチェルノブイリ原発事故はすっかり解消されているものだと思っていた。そう、この「あいのり」を見るまでは。。。


今日の「あいのり」は報道志望だったという動向ディレクターの報道魂により、ディレクターのみが立ち入り禁止区域であるチェルノブイリ近辺まで潜入し、カメラにその様子を収めたものが放映されていたが、僕にとっては驚く事実が多かった。今もまだ20トンの核燃料が現地に残されており、かつそれを覆う鉄筋コンクリート製の覆い(「石棺」と呼ばれているらしい)の隙間から絶え間なく放射能が漏れていること。再び人が住めるようになるまでは600年かかること。死者の数が150万人以上もいたこと。等々。。。

しかし、それより驚いたのはチェルノブイリ原発事故を知っているのが、あいのり参加者7名中、3名だけだったこと、だ。彼の多くは10台後半〜20代前半なので、知らないのか。。。 つくづく自分が年をとったことを実感した(涙)


番組の前半はキエフの可愛らしい恋人の像の話題だったが、後半のこのチェルノブイリは、前半の放送内容を忘れさせるくらい僕にとっては衝撃的だった。番組の中で、あいのり参加者はチェルノブイリ原発事故の被爆者の施設を訪問していが、番組参加者をただ海外に連れて行き、そこで恋愛をさせるだけではなく、こうした歴史的な施設を訪問させる、というのは良い企画だと思う。あいのりの旅を通じて厳しい世界の現実を見、異文化を体験し、そして恋愛をすることで、参加者は人間的に成長していくのだから。また、視聴者もあいのりという番組を見ることで、あいのりを疑似体験し、いろいろと考えることもできると思う。


うむ、「あいのり」、つくづくいい番組だ。ゆずの番組新テーマソングもいい感じだ。