スケートカナダ


さて、気になる記事を発見しました。現在、怪我をおしてスケートカナダに出場中の村主選手ですが、コーチが欠場を検討する中、フィギュアスケート強化部長が強く望んで出場だとな。。。去年の荒川静香が怪我なのにもかかわらずショートプログラムだけでも出場を、と要請したのも、城田強化部長。発言内容も含めて、いつも理解に苦しみます。


できれば今大会も欠場して、調整をし、全日本選手権一発にかけてもいいと個人的には思うのですが、オリンピック出場の条件(ポイント上位者)を考えると、最下位でも出場すべきだ、とか言い出すんだろうか?

トリノへ」続く挑戦


今季の開幕戦でSP2位と好位置につけた村主。だが、城田憲子日本スケート連盟強化部長が「本来の出来とは全然違う」と指摘したように、世界選手権3位のコストナー(イタリア)が連続ジャンプを失敗して5位に沈むなど、ライバルたちの失敗に助けられた。


村主は先月中旬に右股関節(こかんせつ)周囲炎を患い、痛みがまだ残っていて本格的な練習はできていない。佐藤信夫コーチは欠場を検討したが本人と城田部長が強く望んでの出場となった。


城田部長は「努力家の村主が練習を出来ない状態でどう試合に臨むのかと思っていた。彼女の試合に向かっていく気持ちは偉いし、評価したい」と褒める。しかし、その一方で「戦うための準備ができていない。スケートカナダに合わせられなかったことも事実」と指摘したように、五輪シーズンで調整に失敗していることも否めない。プログラム構成点の一つの「スケート技術」はこれまでほとんど7点台だったが、この日は6・75にとどまった。


首位のシスニーとは6・42点差で2季ぶりのGPシリーズ優勝は射程圏内。だが、本人が「試合中は集中しているので痛みは感じないが、後が怖い」と打ち明けたように、けがが悪化する可能性もある。かといって「今後休んでも痛みが全くなくなる状態ではない」(城田部長)という。トリノ五輪出場へ、不安を抱えながらの挑戦が続く。【来住哲司】


毎日新聞 2005年10月30日 東京朝刊


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