ガレ展

caltec2005-05-20



「ガレ展」を観に国立国際美術館@大阪中ノ島へ行く。
他の美術館と同様、国立国際美術館も金曜日は遅くまで開館している(19:00まで)ようで、それを利用して展覧会に行った。ただ20:00閉館(美術館によっては21:00閉館)が一般化している中では19:00閉館は少し早い気もする。まあ、レイトオープンしてくれるだけありがたいのだが。。


さて、内容の方はといえば、ガレの作品がずらりとそろっておりました。ガレが幼少期に影響を受けたであろう陶磁器の展示やガレの家具の展示、ガレ没後の工房の作品もあり、ガレの一生涯を通じての作品の変遷を概観できる構成になっていたと思う。
展示されていた作品で「いいなあ」と思うのは、北澤美術館か、エルミタージュ美術館のものが多い。ガレ好き、ガラス工芸好きなら北澤美術館へは是非足を運ぶべきですね。


今回の展示の中で一番僕の興味をひいたのは、ガラス工芸の様々な手法を展示しているコーナー。作品の特徴にあわせ、様々な工芸手法を用いて、作品を作り上げていたのだなあ、ということが「作り手の視点」でわかる、よい展示だったと思う。


国立国際美術館で同時に開催されていた「シュテファン・バルケンホール: - 木の彫刻とレリーフ -」展も観た。手彫りで荒々しく無骨に削られている彫刻は、逆にそこに温かみが生まれているような気がして、何とも朗らかな気持ちになってきたのが不思議だった。


国立国際美術館のHPは→http://www.nmao.go.jp/


満足度:★★★☆☆