ルル〜破滅の微笑み〜

caltec2005-04-10



世田谷パブリックシアターにて「ルル〜破滅の微笑み〜」を観劇。ココのところ毎週のように通っている世田谷パブリックシアター。アートスフィアや東京芸術劇場よりもこの劇場で上演する作品多くなりましたね。渋谷から近い立地条件の良さなのか、劇場使用料金が安いからなのか、、、その理由は定かではありませんが。


さて、本題に入る事として、今回のルル。主演が秋山菜津子だというのにまず惹かれ、次に白井晃演出だというのでまた惹かれ、、最後に駄目押しで格安チケットが入手できたので、、ついぞ苦手なお芝居観劇と相成りました。
で、感想なのですが、音楽が良かった!ダンスが良かった!浅野和之が上手かった!秋山菜津子は独特の魅力でよかった!根岸季衣、存在感ありすぎ!映像より舞台向きだと改めて実感!といった舞台でした。
いじょ。で終わりにしたいのが本音のところ。。。


実は演劇って、すっごく苦手なんですが、それは小難しいから。今回は俗に言うファムファタール(簡単に言うと魔性の女ってやつ? 厳密に言うと少し違うけど)であるルルを軸として男たち(同性愛の女性も含めて)の心の葛藤と彼女(ルル)の生き方を描く、、なんていうものだと思います。演劇的な表現で言えば。
でも、何度見てもお芝居の内容に納得する事がなく、小劇団の哲学者ぶった演出家の自己満足めいた演出にはイライラが募り、かつ作品のテーマってどんなんだろう?と必ず観劇後一週間はいろいろと自問自答する自分がいる、っていう状況はやはり変えられず、、、こういう考えさせられる演劇はやっぱり見るのを止めよう、と固く心に誓ったcaltecであります。(でも、血の起源はもうチケット取っちゃった。これだけは観るのか。。。)


やっぱり演劇でもアクションやコメディが主のものか、ミュージカルがいいなあ。楽しくて、小難しいこと考えなくて済むから。。。僕にとっての舞台って、日常の憂さを晴らしてくれるものなんだろうなあ、とつくづく実感しました。(実は僕にとって、映画も同様なんだけどね)


でも、音楽とダンスは良かった!これが一番良かったというようじゃあ、演劇観に行く資格ないかなあ。。。