タック

caltec2005-01-24



今日は、銀座博品館劇場で「タック」を観劇。良くも悪くも主演のサカケン(坂元健児)の舞台だった、という印象が残る。今回のタックを観て、実は、初めて気づいたことがある。「自分は、TSミュージカルファンデーションの作品に、ストーリーではなく、出演者の演技やダンスに魅せられていたのだ」ということに。今回の出演者は、(会場の小ささもあってか)ベテランというよりは若手中心だっただけに、その印象はより鮮明になった。


サカケン、悪くないんだけど、台詞だけ聞いていると一本調子なのが少し舞台を単調にしてしまったような気がする。歌では感情表現できるのに。 ガレッジセールの川ちゃんとサカケンの演技がダブってしまったのは僕だけだろうか? おおらかなのはいんだけど。。彼の演技プランに関しては好みの問題なのかな。僕は彼の歌は文句なしに好きなんだけど。


舞台は2部構成になっているが、後半の方が内容は面白かった。前半については、時間をかけすぎな気がした。もっとコンパクトにまとめられると個人的には思う。あと、今回、宝塚から立樹遥が外部出演していたが、あまりその特質を活かせていなかったように思う。(彼女の演技が悪いとかいうのではなく、素材を十分に活かしきれていないという印象を受けた)