チュニジア


今日はチュニスを少し離れて近郊の町、カルタゴとシディ・ブ・サイドの観光の日。
チュニジア観光の一番の見所といえば、やはりカルタゴの遺跡でしょう。第二回ポエニ戦争での名匠ハンニバルの活躍(象のアルプス越え:「ハンニバルの象使い」という児童文学がありましたね、そういえば。。。)などで、世界史で習ったなあ、とその名前が記憶の片隅にある人もいることでしょう。


今回の旅行はチュニジア世界遺産を効率良く回るために、敢えてフリーではなく、ツアー形式のものに参加することにした。といっても、添乗員やガイドが付くツアーではなく、目的地までドライバーに来るまで送ってもらうというツアー。しかもこの時期には他の観光客もいないらしく、僕たちの貸しきり状態。まあ、早い話がチュニジアの見所を回るのにドライバーを雇ったみたいなかたちになったわけだ。
観光地から観光地へバスで運ばれ、しかもガイドの後について説明を聞いて、集合時間に戻ってくる、というタイプのツアーは、できれば避けたい、というタイプなので、今回のこの旅行形式は大変ありがたかった。ありがとう。Atrantic Voyage!


さて、肝心のカルタゴであるが、まずは市内の小高い丘、ビュルサの丘へ向かう。ここにはカルタゴの遺跡がある。その後、カルタゴのかつての軍港跡を見学。今でもはひっそりとしたただの入り江だったが、かつてはここを海の民フェニキアの船を往来したのだろう。軍港跡すぐ近くにあるトフェ(ポエニ人の墓)を見学し、これでカルタゴ時代の遺跡とはお別れだ。

第三次ポエニ戦争によりフェニキア人が滅ぼされた跡、カルタゴはローマの属州(アフリカ属州)となる。一時はローマ、アレクサンドリアに次ぐ第三の都市であったというからその繁栄振りはすごかったのだろう。そうした繁栄振りを堪能できるのが、アントニヌスの共同浴場跡、ローマ人の住居、ローマ劇場などのローマ時代の遺跡だ。


★写真は後日アップ予定★