チュニジア


バルドー美術館で至福の時を過ごし、心が満たされた僕たち。心が満たされたあとは、お腹が満たされたくなるというものが自然の摂理。とても空腹感を感じ、路面電車チュニスの中心街へと逆戻りをする。


が、喜び勇んで中心地に向かった僕たちを待っていたのは、あまりにも閑散とした中心街だった。目抜き通りのハビブ・ブルギバ通りの店は飲食店を除きほとんどしまっており、街を歩く人もまばら。。。この静けさは一体何?今日が日曜日だからか?いや1月2日だからか?(その両方が原因だろうけど) とりあえず飲食店は開いているようなので、見晴らしのよいレストランへ向かう。


そこでチュニジア料理を堪能した後(非常にスパイシー、かつ辛かったが)、メディナ(旧市街)へと向かう。ユネスコ世界遺産にも登録されているこのメディナはバルドー美術館と並びチュニス観光の2大巨頭なのだが、市街地同様、メディナの中も閑散としていた。しかも、細い石畳の街路に這うように店が並んでおり、あたりは薄暗い。。人影がまばらなメディナの奥に行けば行くほど「ヤバサ」度は高くなってくる。「ここで襲われたら何も抵抗できない」などと、殊勝にも思ってしまい(チュニジアはアフリカで最も治安がいい国と言われているくらいなので、本当はそんなことはないのだろうけど)、メディナ探索はさっさと諦め、人気のない市街地も過ぎ、ホテルに戻ってきてしまった。はてはて、これからどないしよ。。。 広げるべき荷物もないまま、しばらくの間ボーっとする日本人。なんて悲しい光景だろう。

★写真は後日アップ予定★