チュニジア


さて、今日は一日フリー。早速バルドー美術館へ向かう。バルドー美術館とは、チュニジアが世界に誇るモザイクタイルの博物館。その質は世界一といっても過言ではないくらいだそうだ。チュニジアローマ帝国のアフリカ属州。かつてはローマの穀倉庫と言われ、ローマ帝国の食料の1/3を排出していたというから、驚きだ。当然チュニジアには数多くのローマ遺跡が残っており、そこで発掘された遺跡の床に、今回訪問するバルドー美術館のモザイクタイルが敷き詰められていた、というわけだ。


ホテルを出て近くのリパブリック駅からバルドーまで路面電車で約15分の旅。切符を買って早速電車に乗り込むが、東洋人は珍しいのか乗客の注目の的となる(まあ、慣れてるけどさ)。大人はさすがに「チラリ見」程度だが、子供は容赦なく、ジーッとこちらを見つめている。目が合って微笑んでも微笑み返すわけでもなく、ただひたすらと凝視し続ける。ふうむ。日本で暮らす外国人の気分だ。


バルドー駅に着き、早速美術館へと向かう。途中道に迷うものの、親切なおじさんに道案内してもらい、いざ美術館の中へ! で中に入って僕が一番驚いたのは、(実は)目玉のモザイクタイルではなく、その建物の美しさ! かつての宮殿跡を美術館にしたということで、美術館の中はすばらしいイスラム建築! もうこの建物を見られただけでもこのバルドーに来る価値はあるというもの。しかもその建物の壁面には一面にすばらしいモザイクタイルが飾られているわけだから。。 この美術館の素晴らしさはわかっていただけると思う。あーだこーだといろいろ話しながら、この美術館で2時間半ほど過ごす。。うーむ。かなり満足度高し。


★写真は後日アップ予定★