宝塚花組:ミケランジェロ

caltec2004-12-20



最後は花組公演(なぜか月組公演だけは放送されず)。演目は、愛華みれのさよなら公演の「ミケランジェロ」「VIVA!」。宝塚で一番伝統があり、もっとも宝塚らしい組と言われる花組。舞台を見た感想としては、やはり一番まとまりがある組が花組なんだな、と感じた。


この公演で退団するトップ愛華は、彼女らしい表現方法でミケランジェロを熱演。2番手役の匠ひびきよりも、春野寿美礼の方がこの舞台では目立っていた。とても目立つきれいな歌を与えられてのびのびと歌う春野。歌の春野なんだなあ、ということを強く印象付けられた。


娘役にしても、大鳥れいがトップのはずなのだが、渚あき演じるルイーザの方にどうも目が行ってしまう。登場数や役の重要度から言って、娘役はWトップ的な扱いなのかな?と少し感じた。


さよなら公演ということで、トップ愛華のために書かれた舞台だったが、それ以外の配役に関しては、少し「?」な気もした。番手とあまり合わない配役とその描かれ方。それは劇団の生徒に対する評価とも重なっているのだろうか?