スペイン、アンダルシア旅行10日目:マラガ
マラガ最終日は美術館巡り。ピカソ美術館とカルメン・ティッセン美術館を訪問。
【 本日の行程 】
ホテル@マラガ →→ ピカソ美術館 →→ カルメン・ティッセン美術館 →→ マラガ・マリア・ザンブラノ駅 →→ マドリッド・アトーチャ駅 →→ ホテル@マドリッド
ピカソ美術館
ピカソ美術館は、宮殿改装して作られたもので、空間自体が心地良いところ。入場料に含まれている無料オーディオガイド(日本語あり)を聴きながら作品を観ていくうちにピカソの作品の特徴と共に、彼の絵画に対する思想も理解できる内容となっている。
「作品は観客があって初めて成立するものだ。ただ部屋に飾るためのものではなく、多くの人の目に触れるべきものである。」
「私は、私が見た世界を他の人に伝えたいと思い、作品を作っている。」
作風を自在に変え、90歳を越えてもなお作品製作を続けていたピカソですが、真摯に向き合ってきたんだな、というのがオーディオガイドの解説から伝わってきました。残念ながら、館内は建物のみ撮影オーケーということで、ピカソ作品は撮影できず。。。
カルメン・ティッセン美術館
カルメン・ティッセン美術館は、どのガイドブックにも載ってなかったのですが、お勧めの美術館です。マドリッドにあるティッセン・ボルネミッサ美術館、自分の中ではかなり好きな美術館なのですが(前回は一日中いました)、中でもティッセン・ボルネミッサ男爵の妻、カルメンのコレクションを収めた新館がお気に入りでした。
マラガにある本美術館は、アンダルシアの画家に焦点が当てられており、今回訪れたセビーリャ、グラナダの街並みやアンダルシアならではの祭りや習慣、フラメンコ、闘牛などがモチーフになっている作品が多いです。
プライベートコレクションの美術館なので、収蔵作品は、購入者(あるいはお抱え美術商)の審美眼のよってセレクションされており、それが自分の好みと似ているとあっては、外れは少なくなってくるわけで。。。 ピカソ美術館と同様、宮殿を改装した心地良い雰囲気の中、絵画観賞に浸りました。