PEN(2012/2/15号)一冊まるごとコム デ ギャルソン

caltec2012-02-06



書店で、白地に大きな水色の水玉プリントの目立つ雑誌を発見。それは、PENの2012/2/15号で「一冊まるごとコム デ ギャルソン」特集号。個人的にギャルソンシャツ、JUNYA WATANABE MAN GAMRU などのギャルソンブランドが好きなので、迷わず購入し、読んでみました。


が、特に目新しい情報はなし。川久保玲の独占インタビューの記事と、ギャルソン内の各ブランド(コム デ ギャルソン、トリコ・コム デ ギャルソン、PLAY等)のブランドコンセプトと相関図は興味深く読んだが、あとは、今シーズンの新作紹介のファッショングラビアも兼ねているもので、今一歩、深いところまでの掘り下げがされていない印象を受けた。


川久保玲の独占インタビュー記事の中の見出しコピー。
  ・コレクションテーマは、いつもない
  ・四六時中、飢餓状態でいなければいけない
  ・ビジネスだって同じ、クリエイションだ
  ・デザインしないことも、デザイン


個人的には、ギャルソンのいいところは、ギャルソンの中だけで見れば、毎シーズン変化を遂げていて同じところに留まっていないにもかかわらず、ファッション業界全体の中で見れば、やはり「ギャルソン」の独自性を打ち出している(ギャルソンだ、とわかる)点にあると思う。そして、流行りを意識している服作りではない分、ある種アート作品のように着る人各人の主張を持って着ることができる、そんな自由な雰囲気を持っている点も評価されているのではないかな、と感じる(ただ、着こなすのは難しいが)。



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